与えられた微分方程式を M(x,y)dx+N(x,y)dy=0 と比較すると、 M(x,y)=3xe3x2+2y2+6x3 N(x,y)=2ye3x2+2y2+4y3 この微分方程式が完全微分形であるためには、次の条件が満たされる必要があります。
∂y∂M=∂x∂N 偏微分を計算すると、
∂y∂M=∂y∂(3xe3x2+2y2+6x3)=3x(4y)e3x2+2y2=12xye3x2+2y2 ∂x∂N=∂x∂(2ye3x2+2y2+4y3)=2y(6x)e3x2+2y2=12xye3x2+2y2 したがって、∂y∂M=∂x∂N であるため、与えられた微分方程式は完全微分形です。 次に、関数 F(x,y) を見つけます。これは、次を満たすものです。 ∂x∂F=M(x,y) ∂y∂F=N(x,y) F(x,y)=∫M(x,y)dx=∫(3xe3x2+2y2+6x3)dx=21e3x2+2y2+23x4+g(y) ここで、g(y) は y のみの関数です。次に、F(x,y) を y で偏微分すると、 ∂y∂F=∂y∂(21e3x2+2y2+23x4+g(y))=2ye3x2+2y2+g′(y) これを N(x,y) と比較すると、 2ye3x2+2y2+g′(y)=2ye3x2+2y2+4y3 g′(y)=4y3 これを y で積分すると、g(y)=y4+C1 となります。 したがって、
F(x,y)=21e3x2+2y2+23x4+y4=C 両辺に2をかけて
e3x2+2y2+3x4+2y4=C