(1) $x$ についての不等式 $3(x-2) < 8-4x$ と $2x+a \geq x+4$ がある。これらの不等式を同時に満たす整数 $x$ がちょうど7個であるとき、$a$ の値の範囲を求めよ。 (2) 次の不等式を満たす整数 $x$ が5個になるように、$a$ のとり得る値の範囲を求めよ。 (i) $a \leq x \leq 1$ (ii) $a < x \leq 1$ (iii) $a < x < 1$

代数学不等式連立不等式整数解数直線
2025/5/19
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

(1) xx についての不等式 3(x2)<84x3(x-2) < 8-4x2x+ax+42x+a \geq x+4 がある。これらの不等式を同時に満たす整数 xx がちょうど7個であるとき、aa の値の範囲を求めよ。
(2) 次の不等式を満たす整数 xx が5個になるように、aa のとり得る値の範囲を求めよ。
(i) ax1a \leq x \leq 1
(ii) a<x1a < x \leq 1
(iii) a<x<1a < x < 1

2. 解き方の手順

(1) まず、与えられた不等式をそれぞれ解きます。
3(x2)<84x3(x-2) < 8-4x より、
3x6<84x3x - 6 < 8 - 4x
7x<147x < 14
x<2x < 2
2x+ax+42x+a \geq x+4 より、
x4ax \geq 4-a
したがって、4ax<24-a \leq x < 2 を満たす整数 xx が7個存在することになります。
整数 xx が7個であるためには、4a4-a は整数でなくてもよいですが、xx の範囲を考えると、4a4-a3-3 より小さく 4-4 より大きくなくてはなりません。つまり、
34a<2-3 \leq 4-a < -2
これを解くと、
7a<6-7 \leq -a < -6
6<a76 < a \leq 7
(2)
(i) ax1a \leq x \leq 1 を満たす整数 xx が5個であるためには、
x=1,0,1,2,3x = 1, 0, -1, -2, -3 となる必要があります。
したがって、a3a \leq -3 かつ a>4a > -4 である必要があります。
4<a3-4 < a \leq -3
(ii) a<x1a < x \leq 1 を満たす整数 xx が5個であるためには、
x=1,0,1,2,3x = 1, 0, -1, -2, -3 となる必要があります。
したがって、a<3a < -3 かつ a4a \geq -4 である必要があります。
4a<3-4 \leq a < -3
(iii) a<x<1a < x < 1 を満たす整数 xx が5個であるためには、
x=0,1,2,3,4x = 0, -1, -2, -3, -4 となる必要があります。
したがって、a<4a < -4 かつ a5a \geq -5 である必要があります。
5a<4-5 \leq a < -4

3. 最終的な答え

(1) 6<a76 < a \leq 7
(2) (i) 4<a3-4 < a \leq -3
(ii) 4a<3-4 \leq a < -3
(iii) 5a<4-5 \leq a < -4

「代数学」の関連問題

問題は2つの多項式の計算を行い、結果を降べきの順に整理することです。 (1) $(3x^2 - 2x + 5) \times (-2x)$ (2) $(2x - 3)(4x^2 - x + 2)$

多項式展開降べきの順分配法則
2025/5/19

関数 $f(x) = (x^2+2x+2)^2 - 2a(x^2+2x+2) + a$ が与えられている。ここで、$a$ は定数である。 (1) $t = x^2 + 2x + 2$ とするとき、$x...

二次関数最小値不等式変数変換
2025/5/19

画像にある問題36の(2)を解きます。問題は $x^4 - 2x^2 + 1$ を因数分解せよ、です。

因数分解多項式二次式置換
2025/5/19

$1 \le a < 3$ のとき、$|a-1| + |a-3|$ を計算します。

絶対値不等式式の計算
2025/5/19

与えられた2つの式を因数分解する問題です。 (1) $(x-y)^2 + 13(x-y) + 42$ (2) $x^4 - 1$

因数分解多項式二次式差の平方
2025/5/19

与えられた数式を因数分解する問題です。具体的には、次の2つの式を因数分解します。 (1) $(x-2)^2 + 6(x-2) + 9$ (2) $x^4 - 2x^2 + 1$ 画像には37 (1) ...

因数分解代数式二次式完全平方
2025/5/19

$x = \frac{\sqrt{5} - \sqrt{3}}{\sqrt{5} + \sqrt{3}}$ と $y = \frac{\sqrt{5} + \sqrt{3}}{\sqrt{5} - \...

式の計算有理化平方根式の値
2025/5/19

(1) 絶対値のついた方程式 $|x-4| = 3x$ を解く。 (2) 絶対値のついた不等式 $|x-4| \le 3x$ を解く。

絶対値方程式不等式場合分け
2025/5/19

与えられた式 $-4a^2 + 8a - 4$ を因数分解します。

因数分解二次式完全平方式
2025/5/19

与えられた式 $4a^2 + 8a - 4$ を因数分解します。

因数分解二次方程式解の公式平方根
2025/5/19