線分ABをm:nに外分する点Pの位置ベクトルを求めます。
* 点Aの位置ベクトルをa、点Bの位置ベクトルをb、点Pの位置ベクトルをpとします。 * 点Pは線分ABをm:nに外分するので、AP:BP = m:n です。
* ベクトルで表すと、AP=nmBPとなります。 * 位置ベクトルを使って書き換えると、p−a=nm(p−b)となります。 * この式をpについて解きます。 n(p−a)=m(p−b) np−na=mp−mb np−mp=na−mb (n−m)p=na−mb p=n−mna−mb 外分比をm:nで表すとき、公式では一般的に -m:nのようにマイナスをつけることで内分として扱えるようにしています。
したがって、m を −m に置き換えると、 p=n−(−m)na−(−m)b p=n+mna+mb この時、n+m=0 となります。 同様に考えてnを−nに置き換えた場合は、 p=−n−m−na−mb p=n+mna+mb となり、内分点の公式と一致します。
一般的に外分点の公式として用いられるのは、p=−m+n−mb+naもしくは p=n−mna−mbです。