母平均が120、母標準偏差が5の十分大きい母集団から、大きさ25の標本を抽出したとき、その標本平均$\bar{X}$の期待値$E(\bar{X})$と標準偏差$\sigma(\bar{X})$を求めよ。

確率論・統計学標本平均期待値標準偏差統計的推測
2025/5/19

1. 問題の内容

母平均が120、母標準偏差が5の十分大きい母集団から、大きさ25の標本を抽出したとき、その標本平均Xˉ\bar{X}の期待値E(Xˉ)E(\bar{X})と標準偏差σ(Xˉ)\sigma(\bar{X})を求めよ。

2. 解き方の手順

標本平均の期待値E(Xˉ)E(\bar{X})は、母平均μ\muに等しい。
E(Xˉ)=μE(\bar{X}) = \mu
標本平均の標準偏差σ(Xˉ)\sigma(\bar{X})は、母標準偏差σ\sigmaを標本サイズnnの平方根で割ったものに等しい。
σ(Xˉ)=σn\sigma(\bar{X}) = \frac{\sigma}{\sqrt{n}}
この問題では、μ=120\mu = 120, σ=5\sigma = 5, n=25n = 25 である。
まず、E(Xˉ)E(\bar{X})を計算する。
E(Xˉ)=μ=120E(\bar{X}) = \mu = 120
次に、σ(Xˉ)\sigma(\bar{X})を計算する。
σ(Xˉ)=σn=525=55=1\sigma(\bar{X}) = \frac{\sigma}{\sqrt{n}} = \frac{5}{\sqrt{25}} = \frac{5}{5} = 1

3. 最終的な答え

標本平均の期待値は120、標準偏差は1である。
E(Xˉ)=120E(\bar{X}) = 120
σ(Xˉ)=1\sigma(\bar{X}) = 1

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