与えられた二次方程式 $(\sqrt{3}-1)x^2 + 2x + (\sqrt{3}+1) = 0$ を解く。

代数学二次方程式解の公式複素数判別式分母の有理化
2025/5/19

1. 問題の内容

与えられた二次方程式 (31)x2+2x+(3+1)=0(\sqrt{3}-1)x^2 + 2x + (\sqrt{3}+1) = 0 を解く。

2. 解き方の手順

二次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の解は、解の公式 x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a} で与えられます。
この問題では、a=31a = \sqrt{3}-1, b=2b = 2, c=3+1c = \sqrt{3}+1 です。
まず、判別式 D=b24acD = b^2 - 4ac を計算します。
D=224(31)(3+1)=44(31)=44(2)=48=4D = 2^2 - 4(\sqrt{3}-1)(\sqrt{3}+1) = 4 - 4(3-1) = 4 - 4(2) = 4 - 8 = -4
判別式が負の値なので、解は虚数になります。
解の公式に代入して、xx を求めます。
x=2±42(31)=2±2i2(31)=1±i31x = \frac{-2 \pm \sqrt{-4}}{2(\sqrt{3}-1)} = \frac{-2 \pm 2i}{2(\sqrt{3}-1)} = \frac{-1 \pm i}{\sqrt{3}-1}
次に、分母を実数化するために、分子と分母に 3+1\sqrt{3}+1 を掛けます。
x=(1±i)(3+1)(31)(3+1)=31±i3±i31=31±i(3+1)2x = \frac{(-1 \pm i)(\sqrt{3}+1)}{(\sqrt{3}-1)(\sqrt{3}+1)} = \frac{-\sqrt{3}-1 \pm i\sqrt{3} \pm i}{3-1} = \frac{-\sqrt{3}-1 \pm i(\sqrt{3}+1)}{2}
x=312±3+12ix = \frac{-\sqrt{3}-1}{2} \pm \frac{\sqrt{3}+1}{2}i

3. 最終的な答え

x=312+3+12ix = \frac{-\sqrt{3}-1}{2} + \frac{\sqrt{3}+1}{2}i または x=3123+12ix = \frac{-\sqrt{3}-1}{2} - \frac{\sqrt{3}+1}{2}i

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