与えられた4つの命題(A, B, C, D)の真偽と、命題間の関係を判断し、条件式$x^2 - 5x + 6 = 0$ の否定を求める。

代数学命題真偽不等式絶対値二次方程式否定
2025/5/19

1. 問題の内容

与えられた4つの命題(A, B, C, D)の真偽と、命題間の関係を判断し、条件式x25x+6=0x^2 - 5x + 6 = 0 の否定を求める。

2. 解き方の手順

(1)
(i) 命題A「a23a+2=0a^2 - 3a + 2 = 0 ならば a=1a = 1 である」の真偽を調べる。
a23a+2=(a1)(a2)=0a^2 - 3a + 2 = (a - 1)(a - 2) = 0 なので、a=1a = 1 または a=2a = 2
したがって、a=2の反例が存在するので、命題Aは偽。
ア = 1
(ii) 命題B「a23a+20a^2 - 3a + 2 \neq 0 ならば a1a \neq 1 である」は命題Aの逆。
命題Aが「pp ならば qq」の形なら、命題Bは「qq でない ならば pp でない」。
イ = 2
命題Bは、「a=1a=1ならば、a23a+2=0a^2 - 3a + 2 = 0」が真なので、命題Bは真。
ウ = 0
(iii) 命題C「x5<1|x - 5| < 1 ならば x2>4x^2 > 4 である」の真偽を調べる。
x5<1|x - 5| < 1 より、1<x5<1-1 < x - 5 < 1 なので、4<x<64 < x < 6
この範囲の任意のxについて、x2>4x^2 > 4が成り立つ。
したがって、命題Cは真。
エ = 0
(iv) 命題D「x24x^2 \leq 4 ならば x51|x - 5| \geq 1 である」の真偽を調べる。
x24x^2 \leq 4 より、2x2-2 \leq x \leq 2
命題Cは、pp ならば qq
命題Dは、pp でない ならば qq でない。
つまり、命題Cの裏
オ = 3
命題Dの真偽
x24x^2 \leq 4 より、2x2-2 \leq x \leq 2
x51|x - 5| \geq 1 より、x51x - 5 \geq 1 または x51x - 5 \leq -1
よって、x6x \geq 6 または x4x \leq 4
2x2-2 \leq x \leq 2x4x \leq 4 を満たすので、命題Dは真。
力 = 0
(2)
条件「x25x+6=0x^2 - 5x + 6 = 0」の否定を求める。
x25x+6=(x2)(x3)=0x^2 - 5x + 6 = (x - 2)(x - 3) = 0 より、x=2x = 2 または x=3x = 3
この否定は、x2x \neq 2 かつ x3x \neq 3
キ = 3

3. 最終的な答え

ア = 1
イ = 2
ウ = 0
エ = 0
オ = 3
力 = 0
キ = 3

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