放物線 $y = -x^2$ と直線 $x + ay = 2$ が共有点を持たないような、$a$ の範囲を求める問題です。

代数学二次関数二次方程式判別式共有点
2025/5/19

1. 問題の内容

放物線 y=x2y = -x^2 と直線 x+ay=2x + ay = 2 が共有点を持たないような、aa の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

放物線と直線の共有点は、y=x2y = -x^2x+ay=2x + ay = 2 を連立させて得られる xx の方程式の実数解に対応します。したがって、この連立方程式が実数解を持たないような aa の範囲を求めれば良いです。
x+ay=2x + ay = 2 より、y=2xay = \frac{2-x}{a}a0a \neq 0
これを y=x2y = -x^2 に代入すると、
2xa=x2\frac{2-x}{a} = -x^2
a0a \neq 0 より、両辺に aa を掛けて、
2x=ax22 - x = -ax^2
ax2x+2=0ax^2 - x + 2 = 0
この2次方程式が実数解を持たない条件を考えます。
a=0a = 0 のとき、x+2=0-x + 2 = 0 より x=2x=2 となり、実数解を持ちます。したがって、a0a \neq 0 の場合のみを考えます。
2次方程式 ax2x+2=0ax^2 - x + 2 = 0 が実数解を持たない条件は、判別式 DD が負であることです。
D=(1)24(a)(2)=18a<0D = (-1)^2 - 4(a)(2) = 1 - 8a < 0
1<8a1 < 8a
a>18a > \frac{1}{8}

3. 最終的な答え

a>18a > \frac{1}{8}

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