仲介人が売買を仲介し、売り主と買い主双方から手数料を受け取る。買い主の支払総額から、売り主と買い主の手数料の差額の3倍を引いた額が43,125,200円。さらに、この金額から売り主と買い主の手数料の差額の320倍を引いた額と、売り主の手取金に売り主と買い主の手数料の差額の2倍を加えた額が等しい。売り主の手数料が買い主の手数料より少ないとき、売買価額を求める。ただし、仲介手数料は売買価額の9.75%。

代数学方程式連立方程式文章問題割合
2025/3/23

1. 問題の内容

仲介人が売買を仲介し、売り主と買い主双方から手数料を受け取る。買い主の支払総額から、売り主と買い主の手数料の差額の3倍を引いた額が43,125,200円。さらに、この金額から売り主と買い主の手数料の差額の320倍を引いた額と、売り主の手取金に売り主と買い主の手数料の差額の2倍を加えた額が等しい。売り主の手数料が買い主の手数料より少ないとき、売買価額を求める。ただし、仲介手数料は売買価額の9.75%。

2. 解き方の手順

売買価額を xx とする。
仲介手数料率は9.75%なので、仲介手数料の総額は 0.0975x0.0975x
売り主の手数料を aa、買い主の手数料を bb とする。
手数料の総額は a+b=0.0975xa + b = 0.0975x
買い主の支払総額は x+bx + b
問題文より、
x+b3(ba)=43125200x + b - 3(b - a) = 43125200
また、売り主の手取金は xax - a
43125200320(ba)=xa+2(ba)43125200 - 320(b - a) = x - a + 2(b - a)
a<ba < b
まず、x+b3b+3a=43125200x + b - 3b + 3a = 43125200 より
x2b+3a=43125200x - 2b + 3a = 43125200 (1)
次に、43125200320(ba)=xa+2(ba)43125200 - 320(b - a) = x - a + 2(b - a)より
43125200320b+320a=xa+2b2a43125200 - 320b + 320a = x - a + 2b - 2a
43125200=x+322b323a43125200 = x + 322b - 323a (2)
(2) - (1) より
0=324b326a43125200+431252000 = 324b - 326a - 43125200 + 43125200
326a=324b326a = 324b
a=324326b=162163ba = \frac{324}{326} b = \frac{162}{163} b
これを a+b=0.0975xa + b = 0.0975x に代入する。
162163b+b=0.0975x\frac{162}{163} b + b = 0.0975x
325163b=0.0975x\frac{325}{163} b = 0.0975x
b=163×0.0975325x=163×975325×10000x=163×34×10000x=48940000x=0.012225xb = \frac{163 \times 0.0975}{325} x = \frac{163 \times 975}{325 \times 10000} x = \frac{163 \times 3}{4 \times 10000} x = \frac{489}{40000} x = 0.012225x
a=0.0975x0.012225x=0.085275xa = 0.0975x - 0.012225x = 0.085275x
これらを(1)に代入する。
x2(0.012225x)+3(0.085275x)=43125200x - 2(0.012225x) + 3(0.085275x) = 43125200
x0.02445x+0.255825x=43125200x - 0.02445x + 0.255825x = 43125200
1.231375x=431252001.231375x = 43125200
x=431252001.231375=431252000000001231375=35029117.65x = \frac{43125200}{1.231375} = \frac{43125200000000}{1231375} = 35029117.65

3. 最終的な答え

35,029,117.65円

「代数学」の関連問題

問題224: 数列 $x, 12, y$ が等比数列であり、数列 $68, y, x$ が等差数列であるとき、$x$ と $y$ の値を求めよ。ただし、$0 < x < y$ とする。

等比数列等差数列二次方程式連立方程式
2025/5/14

与えられた分数の分母を有理化し、式を簡単にします。問題の式は $\frac{1-\sqrt{3}}{2+\sqrt{3}}$ です。

分数の有理化平方根式の展開
2025/5/14

与えられた数式の値を計算します。 数式は $\frac{2-\sqrt{6}}{2+\sqrt{6}}$ です。

有理化平方根式の計算
2025/5/14

与えられた分数の分母を有理化する問題です。具体的には、$\frac{2}{\sqrt{7} - \sqrt{3}}$ の分母を有理化します。

分母の有理化平方根代数
2025/5/14

与えられた分数の分母を有理化し、簡略化された形にする問題です。 与えられた分数は $(\sqrt{5} + \sqrt{3}) / (\sqrt{5} - \sqrt{3})$ です。

分数有理化平方根計算
2025/5/14

与えられた問題は、分母に平方根を含む分数の有理化です。具体的には、$\frac{1}{\sqrt{5} + \sqrt{2}}$ を有理化する必要があります。

分数の有理化平方根計算
2025/5/14

与えられた連立一次方程式の解を求める問題です。 行列とベクトルの積の形で、$Ax=0$ と表されています。ここで、$A$ は3x5の行列、$x$ は5x1のベクトルです。 $A = \begin{bm...

線形代数連立一次方程式行列ベクトルの積簡約化
2025/5/14

与えられた行列とベクトルを使って、連立一次方程式の解を求めます。具体的には、以下の連立一次方程式の一般解を求める問題です。 $ \begin{bmatrix} 1 & -4 & 3 & 4 & -3 ...

線形代数連立一次方程式行列行簡約化一般解
2025/5/14

与えられた線形方程式系の解を求める問題です。行列とベクトルの積の形で表された同次連立一次方程式 $ \begin{bmatrix} 1 & -4 & 3 & 4 & -3 \\ 1 & -2 & 0 ...

線形代数連立一次方程式行列簡約化解の表現
2025/5/14

長さ40cmの針金を2つに切り、それぞれの針金で正方形を2つ作る。2つの正方形の面積の和を最小にするには、針金をどのように切れば良いか。また、その面積の和の最小値を求めよ。

二次関数最小値最適化
2025/5/14