一辺の長さが2の正四面体ABCDがある。辺BCの中点をMとする。 (1) $\cos \angle AMD$ の値を求める。 (2) 直線BCに関して点Dと対称な点をEとする。線分AEの長さを求める。 (3) Eは(2)で定めた点とし、辺BDの中点をNとする。$\triangle AEN$の面積を求める。また、点Bから平面AENに垂線を引き、平面AENとの交点をHとする。線分BHの長さを求める。
2025/5/19
1. 問題の内容
一辺の長さが2の正四面体ABCDがある。辺BCの中点をMとする。
(1) の値を求める。
(2) 直線BCに関して点Dと対称な点をEとする。線分AEの長さを求める。
(3) Eは(2)で定めた点とし、辺BDの中点をNとする。の面積を求める。また、点Bから平面AENに垂線を引き、平面AENとの交点をHとする。線分BHの長さを求める。
2. 解き方の手順
(1) において、である。また、である。
余弦定理より、
(2) 点Eは直線BCに関して点Dと対称なので、、となる。また、BCはDEを垂直に二等分する。
はの正三角形である。
したがって、はとが重なるような位置にある。
点AからBCに垂線を下ろした足をMとする。点EからBCに垂線を下ろした足をM'とする。点DからBCに垂線を下ろした足をMとする。
であり、となる。
である。
とは合同な正三角形なので、A, E, Dは同一平面上にない。
とが合同なので
(3) はの中点なので、となる。また、である。
において、はの中点なので、.
同様に、である。
よってなので、は直角三角形である。
.
を底面とする時、垂線BHの長さを求める。
は平面に垂直である。の長さをとする。
四面体の体積は
四面体の体積は となり
.
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3) ,