方程式 $\log_2(x+1) + \log_2(x-2) = 2$ を解いて、$x$ の値を求める。

代数学対数方程式二次方程式因数分解真数条件
2025/3/24

1. 問題の内容

方程式 log2(x+1)+log2(x2)=2\log_2(x+1) + \log_2(x-2) = 2 を解いて、xx の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、対数の性質を使って左辺をまとめます。
loga(x)+loga(y)=loga(xy)\log_a(x) + \log_a(y) = \log_a(xy) なので、
log2(x+1)+log2(x2)=log2((x+1)(x2))\log_2(x+1) + \log_2(x-2) = \log_2((x+1)(x-2))
したがって、与えられた方程式は、
log2((x+1)(x2))=2\log_2((x+1)(x-2)) = 2
となります。次に、対数の定義から、y=loga(x)y = \log_a(x) ならば x=ayx = a^y なので、
(x+1)(x2)=22(x+1)(x-2) = 2^2
(x+1)(x2)=4(x+1)(x-2) = 4
展開して整理すると、
x22x+x2=4x^2 - 2x + x - 2 = 4
x2x2=4x^2 - x - 2 = 4
x2x6=0x^2 - x - 6 = 0
この二次方程式を因数分解すると、
(x3)(x+2)=0(x-3)(x+2) = 0
よって、x=3x=3 または x=2x=-2 が解の候補です。
ただし、対数の真数は正である必要があるため、x+1>0x+1>0 かつ x2>0x-2>0 を満たす必要があります。つまり、x>1x>-1 かつ x>2x>2 である必要があります。したがって、x>2x>2 でなければなりません。
x=3x=3x>2x>2 を満たしますが、x=2x=-2x>2x>2 を満たしません。よって、x=2x=-2 は不適です。
したがって、x=3x=3 が解となります。

3. 最終的な答え

3

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