同じ太さの丸太を、一段上がるごとに1本ずつ減らして積み重ねる。ただし、最上段は1本とは限らない。125本の丸太を全部積み重ねる場合、最下段には最小限何本の丸太が必要か、また、その時の最上段は何本になるかを求める。
2025/6/6
1. 問題の内容
同じ太さの丸太を、一段上がるごとに1本ずつ減らして積み重ねる。ただし、最上段は1本とは限らない。125本の丸太を全部積み重ねる場合、最下段には最小限何本の丸太が必要か、また、その時の最上段は何本になるかを求める。
2. 解き方の手順
丸太の数を数える問題は、等差数列の和の応用として考えることができる。
まず、最下段の丸太の数を とし、最上段の丸太の数を とする。この時、は1以上の整数でなければならない。
丸太の総数が125本であることから、段数は と表せる。
等差数列の和の公式を用いると、以下の式が成り立つ。
これを整理すると、以下のようになる。
とは整数であるから、とは250の約数である。また、との偶奇は一致する。
250の約数は、1, 2, 5, 10, 25, 50, 125, 250 である。
このうち、偶奇が一致する組み合わせは (2, 125), (10, 25)の二組のみである。
したがって、次の二つのパターンが考えられる。
(1) かつ のとき
二つの式を足すと、 となるので、。
となる。
このとき、を満たす。
(2) かつ のとき
二つの式を足すと、 となるので、。
となる。
このとき、を満たす。
問題文より、最下段の丸太の数は最小限でなければならないので、 が小さい方が答えとして適切である。
したがって、, となる。
3. 最終的な答え
最下段に必要な丸太の数は17本。
最上段の丸太の数は8本。