ベクトル $\vec{a} = (1, x)$ と $\vec{b} = (2, -1)$ が与えられているとき、ベクトル $\vec{a} + \vec{b}$ がベクトル $\vec{a} - \vec{b}$ と平行になるような $x$ の値を求める。

代数学ベクトル線形代数平行ベクトルの加減算
2025/5/20

1. 問題の内容

ベクトル a=(1,x)\vec{a} = (1, x)b=(2,1)\vec{b} = (2, -1) が与えられているとき、ベクトル a+b\vec{a} + \vec{b} がベクトル ab\vec{a} - \vec{b} と平行になるような xx の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、a+b\vec{a} + \vec{b}ab\vec{a} - \vec{b} を計算する。
a+b=(1,x)+(2,1)=(1+2,x+(1))=(3,x1)\vec{a} + \vec{b} = (1, x) + (2, -1) = (1+2, x+(-1)) = (3, x-1)
ab=(1,x)(2,1)=(12,x(1))=(1,x+1)\vec{a} - \vec{b} = (1, x) - (2, -1) = (1-2, x-(-1)) = (-1, x+1)
a+b\vec{a} + \vec{b}ab\vec{a} - \vec{b} が平行であるということは、ある実数 kk が存在して、a+b=k(ab)\vec{a} + \vec{b} = k(\vec{a} - \vec{b}) となることを意味する。つまり、
(3,x1)=k(1,x+1)(3, x-1) = k(-1, x+1)
この式は、以下の2つの式に分解できる。
3=k3 = -k
x1=k(x+1)x-1 = k(x+1)
最初の式から、k=3k = -3 であることがわかる。これを2番目の式に代入すると、
x1=3(x+1)x - 1 = -3(x + 1)
x1=3x3x - 1 = -3x - 3
x+3x=13x + 3x = 1 - 3
4x=24x = -2
x=24=12x = -\frac{2}{4} = -\frac{1}{2}

3. 最終的な答え

x=12x = -\frac{1}{2}

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