問題は、与えられた条件から等差数列 $\{a_n\}$ の一般項を求めることです。具体的には、以下の2つの問題があります。 (1) 第3項が44、第8項が29である等差数列の一般項を求める。 (3) 公差が5、第10項が50である等差数列の一般項を求める。

代数学等差数列数列一般項
2025/5/20

1. 問題の内容

問題は、与えられた条件から等差数列 {an}\{a_n\} の一般項を求めることです。具体的には、以下の2つの問題があります。
(1) 第3項が44、第8項が29である等差数列の一般項を求める。
(3) 公差が5、第10項が50である等差数列の一般項を求める。

2. 解き方の手順

(1) 第3項が44、第8項が29である等差数列の一般項を求める。
等差数列の一般項は an=a+(n1)da_n = a + (n-1)d で表されます。ここで、aa は初項、dd は公差です。
与えられた条件より、
a3=a+2d=44a_3 = a + 2d = 44
a8=a+7d=29a_8 = a + 7d = 29
これらの式を連立させて、aadd を求めます。
2つの式を引き算すると、
(a+7d)(a+2d)=2944(a + 7d) - (a + 2d) = 29 - 44
5d=155d = -15
d=3d = -3
d=3d = -3a+2d=44a + 2d = 44 に代入すると、
a+2(3)=44a + 2(-3) = 44
a6=44a - 6 = 44
a=50a = 50
したがって、一般項は an=50+(n1)(3)=503n+3=533na_n = 50 + (n-1)(-3) = 50 - 3n + 3 = 53 - 3n となります。
(3) 公差が5、第10項が50である等差数列の一般項を求める。
等差数列の一般項は an=a+(n1)da_n = a + (n-1)d で表されます。ここで、aa は初項、dd は公差です。
与えられた条件より、d=5d = 5a10=50a_{10} = 50 です。
a10=a+9d=50a_{10} = a + 9d = 50
a+9(5)=50a + 9(5) = 50
a+45=50a + 45 = 50
a=5a = 5
したがって、一般項は an=5+(n1)(5)=5+5n5=5na_n = 5 + (n-1)(5) = 5 + 5n - 5 = 5n となります。

3. 最終的な答え

(1) an=533na_n = 53 - 3n
(3) an=5na_n = 5n

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