Oを原点とする座標平面上に2点A(6, 0), B(3, 3)がある。線分ABを2:1に内分する点をP、1:2に外分する点をQとする。3点O, P, Qを通る円をCとする。 (1) 点Pと点Qの座標を求める。 (2) 円Cの方程式を求める。 (3) 円Cとx軸の2つの交点のうち、原点Oと異なる交点をRとする。Rが線分OAをどのように外分するかを求める。

幾何学座標平面内分点外分点円の方程式外分
2025/5/20

1. 問題の内容

Oを原点とする座標平面上に2点A(6, 0), B(3, 3)がある。線分ABを2:1に内分する点をP、1:2に外分する点をQとする。3点O, P, Qを通る円をCとする。
(1) 点Pと点Qの座標を求める。
(2) 円Cの方程式を求める。
(3) 円Cとx軸の2つの交点のうち、原点Oと異なる交点をRとする。Rが線分OAをどのように外分するかを求める。

2. 解き方の手順

(1)
点Pは線分ABを2:1に内分するので、Pの座標は
P=(23+162+1,23+102+1)=(6+63,63)=(4,2)P = \left( \frac{2 \cdot 3 + 1 \cdot 6}{2+1}, \frac{2 \cdot 3 + 1 \cdot 0}{2+1} \right) = \left( \frac{6+6}{3}, \frac{6}{3} \right) = (4, 2)
点Qは線分ABを1:2に外分するので、Qの座標は
Q=(132612,132012)=(3121,31)=(9,3)Q = \left( \frac{1 \cdot 3 - 2 \cdot 6}{1-2}, \frac{1 \cdot 3 - 2 \cdot 0}{1-2} \right) = \left( \frac{3-12}{-1}, \frac{3}{-1} \right) = (9, -3)
(2)
まずOPの中点を求める。
OPの中点は(4+02,2+02)=(2,1)\left( \frac{4+0}{2}, \frac{2+0}{2} \right) = (2, 1)
OPの傾きは2040=12\frac{2-0}{4-0} = \frac{1}{2}
OPに垂直な直線の傾きは2-2
OPの中点を通りOPに垂直な直線の方程式は
y1=2(x2)y-1 = -2(x-2)
y=2x+4+1y = -2x + 4 + 1
y=2x+5y = -2x + 5
次にPQの中点を求める。
PQの中点は(4+92,2+(3)2)=(132,12)\left( \frac{4+9}{2}, \frac{2+(-3)}{2} \right) = \left( \frac{13}{2}, -\frac{1}{2} \right)
PQの傾きは3294=55=1\frac{-3-2}{9-4} = \frac{-5}{5} = -1
PQに垂直な直線の傾きは11
PQの中点を通りPQに垂直な直線の方程式は
y(12)=1(x132)y - \left( -\frac{1}{2} \right) = 1 \left( x - \frac{13}{2} \right)
y=x13212y = x - \frac{13}{2} - \frac{1}{2}
y=x7y = x - 7
これら2直線の交点を求める。
2x+5=x7-2x+5 = x-7
3x=123x = 12
x=4x = 4
y=47=3y = 4-7 = -3
円Cの中心は(4,3)(4, -3)
円Cの半径を求める。円Cの中心から原点(0, 0)までの距離が半径になる。
r2=(40)2+(30)2=16+9=25r^2 = (4-0)^2 + (-3-0)^2 = 16 + 9 = 25
r=5r = 5
円Cの方程式は
(x4)2+(y+3)2=25(x-4)^2 + (y+3)^2 = 25
(3)
円Cとx軸の交点を求めるには、円Cの方程式にy=0y=0を代入する。
(x4)2+(0+3)2=25(x-4)^2 + (0+3)^2 = 25
(x4)2+9=25(x-4)^2 + 9 = 25
(x4)2=16(x-4)^2 = 16
x4=±4x-4 = \pm 4
x=4±4x = 4 \pm 4
x=0,8x = 0, 8
点Rの座標は(8,0)(8, 0)
点Rは線分OAをm:1m:1に外分するとすると、
8=m610m18 = \frac{m \cdot 6 - 1 \cdot 0}{m-1}
8(m1)=6m8(m-1) = 6m
8m8=6m8m - 8 = 6m
2m=82m = 8
m=4m = 4
Rは線分OAを4:1に外分する。

3. 最終的な答え

(1) Pの座標は(4, 2)であり、Qの座標は(9, -3)である。
(2) 円Cの方程式は(x4)2+(y+3)2=25(x-4)^2 + (y+3)^2 = 25である。
(3) Rは線分OAを4:1に外分する。

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