AB, AC, CBをそれぞれ直径とする円が描かれており、$AC = 2a$, $CB = 2b$である。色をつけた部分をP、そうでない部分をQとするとき、PとQの面積の比を求める。

幾何学面積幾何学的考察
2025/5/20

1. 問題の内容

AB, AC, CBをそれぞれ直径とする円が描かれており、AC=2aAC = 2a, CB=2bCB = 2bである。色をつけた部分をP、そうでない部分をQとするとき、PとQの面積の比を求める。

2. 解き方の手順

まず、それぞれの円の面積を求める。
- ABを直径とする円の半径はa+ba+bなので、面積はπ(a+b)2=π(a2+2ab+b2)\pi (a+b)^2 = \pi(a^2+2ab+b^2)
- ACを直径とする円の半径はaaなので、面積はπa2\pi a^2
- CBを直径とする円の半径はbbなので、面積はπb2\pi b^2
Pの面積は、ABを直径とする円の面積からACを直径とする円とCBを直径とする円の面積を引いたものに、ACを直径とする円とCBを直径とする円を足したものであるから、Pの面積はABを直径とする円の面積からACを直径とする円とCBを直径とする円を引いた面積にACを直径とする円とCBを直径とする円を足したものである。つまり、大きい円から小さい円2つを引いて、小さい円2つを足したものを考える。これは結局、大きい円の面積から小さい円2つを引いた面積に小さい円2つを足しただけなので、大きい円の面積から小さい円2つを引いて、小さい円2つを足したものがPである。
Pの面積は、ABを直径とする円の面積から、ACを直径とする円とCBを直径とする円を除いた部分なので、
P=π(a+b)2πa2πb2=π(a2+2ab+b2)πa2πb2=2πabP = \pi (a+b)^2 - \pi a^2 - \pi b^2 = \pi(a^2 + 2ab + b^2) - \pi a^2 - \pi b^2 = 2\pi ab
Qの面積は、ACを直径とする円とCBを直径とする円の面積の和なので、
Q=πa2+πb2Q = \pi a^2 + \pi b^2
したがって、PとQの面積の比は
P:Q=2πab:(πa2+πb2)=2ab:(a2+b2)P:Q = 2\pi ab : (\pi a^2 + \pi b^2) = 2ab : (a^2 + b^2)

3. 最終的な答え

P:Q = 2ab : (a^2 + b^2)

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