与えられたP-V図における熱力学的な過程に関する問題です。 問1:状態S, Aの圧力$p_S, p_A$と状態Bの体積$V_B$を、$T_S, T_A, T_B, V_0, R$を用いて表します。 問2:状態Sから状態Aへ変化するときの気体が吸収する熱量$Q_{S→A}$と気体が外部にする仕事$W_{S→A}$を、$T_S, T_A, R$を用いて表します。 問3:状態Aから状態Bへ変化するときの気体が吸収する熱量$Q_{A→B}$と気体が外部にする仕事$W_{A→B}$を、$T_A, T_B, R$を用いて表します。
2025/3/24
1. 問題の内容
与えられたP-V図における熱力学的な過程に関する問題です。
問1:状態S, Aの圧力と状態Bの体積を、を用いて表します。
問2:状態Sから状態Aへ変化するときの気体が吸収する熱量と気体が外部にする仕事を、を用いて表します。
問3:状態Aから状態Bへ変化するときの気体が吸収する熱量と気体が外部にする仕事を、を用いて表します。
2. 解き方の手順
問1:
* : 図から、状態Sの圧力はであり、はの高さにあります。状態Sでの圧力は直接と表されます。
* : 図から、状態Aの圧力はであり、はの高さにあります。状態Aでの圧力は直接と表されます。理想気体の状態方程式より、およびが成り立ちます。したがって、、 となります。
図から、はに対応する圧力の値なので、選択肢の中から適切なものを選ぶことはできません。
図から、はよりも高い圧力に対応する値なので、選択肢の中から適切なものを選ぶことはできません。
* : 図から、状態Bの体積はと読み取れます。
問2:
* 状態Sから状態Aへの変化は定積変化なので、です。
* 定積変化では、です。単原子分子気体の場合、なので、。ただし、状態方程式よりであり、この値を具体的に代入することはできません。
問3:
* 状態Aから状態Bへの変化は定圧変化なので、です。ここで、です。理想気体の状態方程式およびより、。定圧変化なので。したがって、となります。
* 定圧変化では、です。単原子分子気体の場合、なので、。
3. 最終的な答え
問1:
* = 1 =
* = 2 =
* = 3 =
問2:
* = 4 =
* = 5 = 0
問3:
* = 6 =
* = 7 =