$\theta$ は $0 \le \theta < 2\pi$ を満たす定数とする。$x$ の2次方程式 $x^2 + 2(1-\cos\theta)x + 3 - \sin^2\theta - 2\sin2\theta - 2\sin\theta = 0$ (*) を考える。 (1) 方程式 (*) が異なる2つの実数解 $\alpha$, $\beta$ を持つとき, $\theta$ は不等式 $2\sin2\theta + \boxed{\text{ア}} \sin\theta - \boxed{\text{イ}} \cos\theta - \boxed{\text{ウ}} > 0$ を満たす。このことから, $\theta$ の値の範囲を求める。 (2) $x = \sin\theta$ が方程式 (*) の解となるような角 $\theta$ は全部で $\boxed{\text{サ}}$ 個ある。さらに $\theta$ が鋭角のとき, 方程式 (*) の $x = \sin\theta$ 以外の解を求める。
2025/5/20
1. 問題の内容
は を満たす定数とする。 の2次方程式 (*) を考える。
(1) 方程式 (*) が異なる2つの実数解 , を持つとき, は不等式 を満たす。このことから, の値の範囲を求める。
(2) が方程式 (*) の解となるような角 は全部で 個ある。さらに が鋭角のとき, 方程式 (*) の 以外の解を求める。
2. 解き方の手順
(1)
方程式 (*) が異なる2つの実数解を持つための条件は, 判別式 である。
したがって, , , である。
より であるから,
(2)
が (*) の解であるとき,
したがって の2つであるから,
が鋭角のとき, である。
したがって, は
を解に持つ。
解と係数の関係より,
3. 最終的な答え
ア: 2
イ: 2
ウ: 1
エ: 1
オ: 5
カ: 6
サ: 2
シス: -4
セ: 2
ソ: 2