与えられた3つの等式が、$x$ についての恒等式となるように、定数 $a, b, c$ の値を定める問題です。ここでは、(2)の $\frac{7x-6}{2x^2+3x-2} = \frac{a}{x+2} + \frac{b}{2x-1}$ について解きます。

代数学分数式恒等式連立方程式部分分数分解
2025/5/20

1. 問題の内容

与えられた3つの等式が、xx についての恒等式となるように、定数 a,b,ca, b, c の値を定める問題です。ここでは、(2)の
7x62x2+3x2=ax+2+b2x1\frac{7x-6}{2x^2+3x-2} = \frac{a}{x+2} + \frac{b}{2x-1}
について解きます。

2. 解き方の手順

与えられた等式の右辺を通分します。
ax+2+b2x1=a(2x1)+b(x+2)(x+2)(2x1)=2axa+bx+2b2x2+3x2=(2a+b)x+(2ba)2x2+3x2\frac{a}{x+2} + \frac{b}{2x-1} = \frac{a(2x-1) + b(x+2)}{(x+2)(2x-1)} = \frac{2ax - a + bx + 2b}{2x^2+3x-2} = \frac{(2a+b)x + (2b-a)}{2x^2+3x-2}
与式は
7x62x2+3x2=(2a+b)x+(2ba)2x2+3x2\frac{7x-6}{2x^2+3x-2} = \frac{(2a+b)x + (2b-a)}{2x^2+3x-2}
となるので、分子を比較して以下の連立方程式を得ます。
2a+b=72a + b = 7
2ba=62b - a = -6
1つ目の式を2倍して、
4a+2b=144a + 2b = 14
2つ目の式と連立させます。
4a+2b=144a + 2b = 14
a+2b=6-a + 2b = -6
上の式から下の式を引くと
5a=205a = 20
a=4a = 4
これを 2a+b=72a + b = 7 に代入すると
2(4)+b=72(4) + b = 7
8+b=78 + b = 7
b=1b = -1

3. 最終的な答え

a=4,b=1a = 4, b = -1

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