画像に写っている二次式のうち、(2) $x^2 + 5x - 1$, (3) $x^2 + 4$, (5) $2x^2 + 7$, (6) $3x^2 + 4x + 2$ をそれぞれ因数分解できるか判定し、因数分解できる場合は因数分解の結果を求めます。

代数学二次方程式因数分解判別式解の公式
2025/5/20

1. 問題の内容

画像に写っている二次式のうち、(2) x2+5x1x^2 + 5x - 1, (3) x2+4x^2 + 4, (5) 2x2+72x^2 + 7, (6) 3x2+4x+23x^2 + 4x + 2 をそれぞれ因数分解できるか判定し、因数分解できる場合は因数分解の結果を求めます。

2. 解き方の手順

それぞれの二次式について、判別式 D=b24acD = b^2 - 4ac を計算します。
- D>0D > 0 ならば、異なる二つの実数解を持つので、因数分解できます。
- D=0D = 0 ならば、重解を持つので、因数分解できます。
- D<0D < 0 ならば、実数解を持たないので、実数の範囲では因数分解できません。
(2) x2+5x1x^2 + 5x - 1 の場合:
a=1a = 1, b=5b = 5, c=1c = -1 なので、
D=5241(1)=25+4=29>0D = 5^2 - 4 \cdot 1 \cdot (-1) = 25 + 4 = 29 > 0
よって、因数分解できます。解の公式から、
x=5±292x = \frac{-5 \pm \sqrt{29}}{2}
したがって、x2+5x1=(x5+292)(x5292)x^2 + 5x - 1 = (x - \frac{-5 + \sqrt{29}}{2})(x - \frac{-5 - \sqrt{29}}{2})
(3) x2+4x^2 + 4 の場合:
a=1a = 1, b=0b = 0, c=4c = 4 なので、
D=02414=16<0D = 0^2 - 4 \cdot 1 \cdot 4 = -16 < 0
よって、実数の範囲では因数分解できません。
(5) 2x2+72x^2 + 7 の場合:
a=2a = 2, b=0b = 0, c=7c = 7 なので、
D=02427=56<0D = 0^2 - 4 \cdot 2 \cdot 7 = -56 < 0
よって、実数の範囲では因数分解できません。
(6) 3x2+4x+23x^2 + 4x + 2 の場合:
a=3a = 3, b=4b = 4, c=2c = 2 なので、
D=42432=1624=8<0D = 4^2 - 4 \cdot 3 \cdot 2 = 16 - 24 = -8 < 0
よって、実数の範囲では因数分解できません。

3. 最終的な答え

(2) x2+5x1=(x5+292)(x5292)x^2 + 5x - 1 = (x - \frac{-5 + \sqrt{29}}{2})(x - \frac{-5 - \sqrt{29}}{2})
(3) 実数の範囲では因数分解できません
(5) 実数の範囲では因数分解できません
(6) 実数の範囲では因数分解できません

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