放物線 $y = 5x^2 + 3kx - 6k$ の頂点をPとする。$k$ がすべての実数の値をとるとき、点Pの軌跡を求めよ。

代数学放物線軌跡二次関数平方完成
2025/5/20

1. 問題の内容

放物線 y=5x2+3kx6ky = 5x^2 + 3kx - 6k の頂点をPとする。kk がすべての実数の値をとるとき、点Pの軌跡を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、放物線を平方完成して頂点の座標を求める。
y=5x2+3kx6ky = 5x^2 + 3kx - 6k
y=5(x2+35kx)6ky = 5(x^2 + \frac{3}{5}kx) - 6k
y=5(x+3k10)25(3k10)26ky = 5(x + \frac{3k}{10})^2 - 5(\frac{3k}{10})^2 - 6k
y=5(x+3k10)29k2206ky = 5(x + \frac{3k}{10})^2 - \frac{9k^2}{20} - 6k
よって、頂点Pの座標は (3k10,9k2206k)(-\frac{3k}{10}, -\frac{9k^2}{20} - 6k) となる。
次に、頂点Pの座標を (X,Y)(X, Y) とおくと、
X=3k10X = -\frac{3k}{10}
Y=9k2206kY = -\frac{9k^2}{20} - 6k
kk を消去するために、XX の式から kk を求めると、
k=103Xk = -\frac{10}{3}X
これを YY の式に代入すると、
Y=920(103X)26(103X)Y = -\frac{9}{20}(-\frac{10}{3}X)^2 - 6(-\frac{10}{3}X)
Y=9201009X2+20XY = -\frac{9}{20} \cdot \frac{100}{9}X^2 + 20X
Y=5X2+20XY = -5X^2 + 20X
kk はすべての実数値をとるので、XX はすべての実数値をとることができる。
したがって、求める軌跡は放物線 y=5x2+20xy = -5x^2 + 20x である。

3. 最終的な答え

y=5x2+20xy = -5x^2 + 20x

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