袋の中に赤球が2個、白球が4個入っている。この袋から2個の球を同時に取り出すとき、取り出した球に含まれる赤球の個数の期待値を求める。表の空欄を埋め、期待値を計算する。

確率論・統計学確率期待値組み合わせ
2025/5/20

1. 問題の内容

袋の中に赤球が2個、白球が4個入っている。この袋から2個の球を同時に取り出すとき、取り出した球に含まれる赤球の個数の期待値を求める。表の空欄を埋め、期待値を計算する。

2. 解き方の手順

(1) 赤球の個数が1個である確率を計算する。
全事象は、6個から2個を選ぶ組み合わせなので、6C2=6×52×1=15{}_6 C_2 = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15 通り。
赤球1個、白球1個を選ぶ組み合わせは、2C1×4C1=2×4=8{}_2 C_1 \times {}_4 C_1 = 2 \times 4 = 8 通り。
したがって、確率は 815\frac{8}{15}
(2) 赤球の個数が2個である確率を計算する。
全事象は、6個から2個を選ぶ組み合わせなので、6C2=15{}_6 C_2 = 15 通り。
赤球2個を選ぶ組み合わせは、2C2=1{}_2 C_2 = 1 通り。
したがって、確率は 115\frac{1}{15}
(3) 確率の合計は1なので、赤球の個数が0個である確率は 125815115=1615815115=1568115=015=0151 - \frac{2}{5} - \frac{8}{15} - \frac{1}{15} = 1 - \frac{6}{15} - \frac{8}{15} - \frac{1}{15} = \frac{15 - 6 - 8 - 1}{15} = \frac{0}{15} = \frac{0}{15}
赤球の個数が0個である確率は 015\frac{0}{15} なので白球2個を取り出す確率は4C26C2\frac{{}_4C_2}{{}_6C_2}。よって、4C26C2=615=25\frac{{}_4C_2}{{}_6C_2} = \frac{6}{15}=\frac{2}{5}となる。よって、
25+815+115\frac{2}{5} + \frac{8}{15} + \frac{1}{15}の答えは25=615\frac{2}{5} = \frac{6}{15}なので合計は1515=1\frac{15}{15}=1
(4) 赤球の個数の期待値を計算する。
期待値 = (赤球0個の確率) ×\times 0 + (赤球1個の確率) ×\times 1 + (赤球2個の確率) ×\times 2
= 25×0+815×1+115×2=0+815+215=1015=23\frac{2}{5} \times 0 + \frac{8}{15} \times 1 + \frac{1}{15} \times 2 = 0 + \frac{8}{15} + \frac{2}{15} = \frac{10}{15} = \frac{2}{3}

3. 最終的な答え

(1) 815\frac{8}{15}
(2) 115\frac{1}{15}
(3) 25\frac{2}{5}
(4) 23\frac{2}{3}

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