取り出した球に含まれる赤球の個数の期待値を、既約分数で答える問題です。問題文に具体的な情報(例えば、球の総数や赤球の個数など)が記載されていないため、このままでは解くことができません。具体的な情報がない場合は、球の総数と赤球の個数が与えられた場合、どのように解けば良いかを示します。 具体例:袋の中に全部で$N$個の球が入っており、そのうち$R$個が赤球であるとします。この中から$n$個の球を取り出すとき、取り出した球に含まれる赤球の個数の期待値を求めます。

確率論・統計学期待値組み合わせ確率
2025/5/20

1. 問題の内容

取り出した球に含まれる赤球の個数の期待値を、既約分数で答える問題です。問題文に具体的な情報(例えば、球の総数や赤球の個数など)が記載されていないため、このままでは解くことができません。具体的な情報がない場合は、球の総数と赤球の個数が与えられた場合、どのように解けば良いかを示します。
具体例:袋の中に全部でNN個の球が入っており、そのうちRR個が赤球であるとします。この中からnn個の球を取り出すとき、取り出した球に含まれる赤球の個数の期待値を求めます。

2. 解き方の手順

期待値は、それぞれの事象が起こる確率とその事象の値の積の総和です。
この問題では、取り出した球に含まれる赤球の個数を確率変数とし、その期待値を求めます。
赤球の個数の期待値は、以下の式で求められます。
E(X) = \sum_{k=0}^{n} k \cdot P(X=k)
ここで、E(X)E(X)は赤球の個数の期待値、XXは取り出した球に含まれる赤球の個数を表す確率変数、P(X=k)P(X=k)は取り出した球に含まれる赤球がkk個である確率を表します。
P(X=k)P(X=k)は、全部でNN個の球からnn個の球を取り出す組み合わせのうち、RR個の赤球からkk個の赤球を選び、NRN-R個の白球からnkn-k個の白球を選ぶ組み合わせの数を、全ての組み合わせの数で割ったものです。つまり、
P(X=k) = \frac{\binom{R}{k} \binom{N-R}{n-k}}{\binom{N}{n}}
ここで、(nk)\binom{n}{k}は二項係数(コンビネーション)を表し、以下のように計算されます。
\binom{n}{k} = \frac{n!}{k!(n-k)!}
上記の確率分布を期待値の式に代入すると、期待値は以下のようになります。
E(X) = \sum_{k=0}^{n} k \cdot \frac{\binom{R}{k} \binom{N-R}{n-k}}{\binom{N}{n}}
この式を整理すると、期待値は以下のようになります。
E(X) = n \cdot \frac{R}{N}
具体例として、N=10N=10, R=5R=5, n=3n=3の場合を考えると、期待値は、
E(X) = 3 \cdot \frac{5}{10} = \frac{3}{2} = 1.5
となります。

3. 最終的な答え

問題文に具体的な数値が与えられていないため、一般的な答えとして、
取り出した球に含まれる赤球の個数の期待値は、nRNn \cdot \frac{R}{N} です。ここで、NNは球の総数、RRは赤球の個数、nnは取り出す球の数です。
もし、N=10N=10, R=5R=5, n=3n=3 であれば、答えは 32\frac{3}{2} になります。
ア: 3
イ: 2

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