まず、同次方程式 dx2d2y+4y=0 の一般解を求めます。 次に、非同次方程式の特殊解を求めます。
最後に、一般解と特殊解を足し合わせて、非同次方程式の一般解を得ます。
(1) 同次方程式 dx2d2y+4y=0 の一般解を求める。 特性方程式は λ2+4=0 です。 この方程式の解は λ=±2i です。 したがって、同次方程式の一般解は yh(x)=C1cos(2x)+C2sin(2x) です。ここで、C1とC2は任意定数です。 (2) 非同次方程式の特殊解を求める。
非同次項は e−x+3cos(2x) なので、特殊解を yp(x)=Ae−x+Bxcos(2x)+Cxsin(2x) と仮定します。 yp′(x)=−Ae−x+Bcos(2x)−2Bxsin(2x)+Csin(2x)+2Cxcos(2x) yp′′(x)=Ae−x−4Bsin(2x)−4Bxcos(2x)+4Ccos(2x)−4Cxsin(2x) これを元の微分方程式に代入すると、
Ae−x−4Bsin(2x)−4Bxcos(2x)+4Ccos(2x)−4Cxsin(2x)+4Ae−x+4Bxcos(2x)+4Cxsin(2x)=e−x+3cos(2x) 5Ae−x−4Bsin(2x)+4Ccos(2x)=e−x+3cos(2x) 係数を比較して、5A=1, −4B=0, 4C=3 を得ます。 したがって、A=51, B=0, C=43 です。 よって、特殊解は yp(x)=51e−x+43xsin(2x) です。 (3) 非同次方程式の一般解
非同次方程式の一般解は、同次方程式の一般解と特殊解を足し合わせたものです。
y(x)=yh(x)+yp(x)=C1cos(2x)+C2sin(2x)+51e−x+43xsin(2x)