(1) 連立一次方程式が自明でない解を持つ条件は、係数行列の行列式が0になることである。係数行列は
124371038a である。この行列式を計算すると
124371038a=1(7a−80)−3(2a−32)+3(20−28)=7a−80−6a+96+60−84=a−8 となる。これが0になる条件は a=8 である。 (2) a=8 のとき、連立一次方程式は ⎩⎨⎧x+3y+3z=02x+7y+8z=04x+10y+8z=0 となる。第3式から第2式の2倍を引くと
4x+10y+8z−2(2x+7y+8z)=4x+10y+8z−4x−14y−16z=−4y−8z=0 となるので、 y=−2z である。これを第1式に代入すると x+3(−2z)+3z=x−6z+3z=x−3z=0 となるので、 x=3z である。よって、解は xyz=3z−2zz=z3−21 となる。 z は任意定数なので、z=k とおくと xyz=k3−21 となる。