与えられた二つの式から$y$を消去した結果を求める問題です。 式は以下のとおりです。 $\frac{px}{a^2} - \frac{qy}{b^2} = 1$ ...(1) $y = \pm \frac{b}{a}x$ ...(2)

代数学連立方程式変数消去分数式
2025/5/21

1. 問題の内容

与えられた二つの式からyyを消去した結果を求める問題です。
式は以下のとおりです。
pxa2qyb2=1\frac{px}{a^2} - \frac{qy}{b^2} = 1 ...(1)
y=±baxy = \pm \frac{b}{a}x ...(2)

2. 解き方の手順

ステップ1: 式(2)を式(1)に代入します。yyを消去するため、二つの場合に分けて考えます。
場合1: y=baxy = \frac{b}{a}x の場合
pxa2qb2bax=1\frac{px}{a^2} - \frac{q}{b^2} \cdot \frac{b}{a}x = 1
pxa2qbax=1\frac{px}{a^2} - \frac{q}{ba}x = 1
pxa2qxab=1\frac{px}{a^2} - \frac{qx}{ab} = 1
x(pa2qab)=1x (\frac{p}{a^2} - \frac{q}{ab}) = 1
x(pbqaa2b)=1x (\frac{pb - qa}{a^2b}) = 1
x=a2bpbqax = \frac{a^2b}{pb - qa}
場合2: y=baxy = -\frac{b}{a}x の場合
pxa2qb2(bax)=1\frac{px}{a^2} - \frac{q}{b^2} \cdot (-\frac{b}{a}x) = 1
pxa2+qbax=1\frac{px}{a^2} + \frac{q}{ba}x = 1
pxa2+qxab=1\frac{px}{a^2} + \frac{qx}{ab} = 1
x(pa2+qab)=1x (\frac{p}{a^2} + \frac{q}{ab}) = 1
x(pb+qaa2b)=1x (\frac{pb + qa}{a^2b}) = 1
x=a2bpb+qax = \frac{a^2b}{pb + qa}
ステップ2: 求めたxxの値を式(2)に代入してyyを求めます。
場合1: y=bax=baa2bpbqa=ab2pbqay = \frac{b}{a}x = \frac{b}{a} \cdot \frac{a^2b}{pb - qa} = \frac{ab^2}{pb - qa}
場合2: y=bax=baa2bpb+qa=ab2pb+qay = -\frac{b}{a}x = -\frac{b}{a} \cdot \frac{a^2b}{pb + qa} = -\frac{ab^2}{pb + qa}
yyを消去するという問題なので、xxの値に場合分けの結果を代入した形で最終的な答えとします。
場合1: y=baxy=\frac{b}{a}xのとき、x=a2bpbqax = \frac{a^2b}{pb - qa}
場合2: y=baxy=-\frac{b}{a}xのとき、x=a2bpb+qax = \frac{a^2b}{pb + qa}

3. 最終的な答え

場合1: y=baxy=\frac{b}{a}xのとき、x=a2bpbqax = \frac{a^2b}{pb - qa}
場合2: y=baxy=-\frac{b}{a}xのとき、x=a2bpb+qax = \frac{a^2b}{pb + qa}

「代数学」の関連問題

## 問題の内容

連立一次方程式行列式解の存在解の一意性
2025/5/21

与えられた式 $a(x-y) - 2(y-x)$ を因数分解または整理すること。

因数分解式の整理共通因数
2025/5/21

$m$ と $n$ は $m < n$ を満たす自然数とします。$m \times n$ 行列 $A$ を係数行列、$x$ を未知数ベクトルとする同次連立1次方程式 $Ax = 0$ は非自明解を持つ...

線形代数行列連立一次方程式ランク非自明解
2025/5/21

与えられた数学の問題は8題あります。以下に各問題の簡単な説明を記します。 1. $m < n$ を満たす自然数 $m, n$ について、$m \times n$ 行列 $A$ を係数行列とする同次連...

線形代数連立一次方程式行列階数(ランク)正則行列線形独立
2025/5/21

与えられた式 $(a-1)x - (a-1)$ を因数分解します。

因数分解代数式共通因数
2025/5/21

はい、承知いたしました。画像の問題を解いていきます。

ベクトルベクトルの演算内積線形結合媒介変数表示直交
2025/5/21

与えられた行列に対して、逆行列を求める問題です。

逆行列行列式線形代数回転行列
2025/5/21

次の整式を因数分解する。 (1) $4x^2 - 9$ (4) $(2p - q)^2 - (p + 2q)^2$

因数分解整式二乗の差
2025/5/21

与えられた式 $\frac{5x-2y}{3} - \frac{-3x+7y}{4}$ を簡略化する問題です。

式の簡略化分数文字式分配法則
2025/5/21

与えられた連立方程式を、加減法を用いて解く問題です。具体的には、以下の6つの連立方程式を解く必要があります。 (1) $\begin{cases} x+y=6 \\ x-y=2 \end{cases}...

連立方程式加減法一次方程式
2025/5/21