グラフの概形を描くために、以下の手順で関数 f(x) を解析します。 (1) 定義域:
関数 f(x)=(2x+1)ex は、すべての実数 x に対して定義されます。 (2) 軸との交点:
- x軸との交点 (y=0): (2x+1)ex=0 を解きます。ex>0 なので、2x+1=0 から x=−21 となります。よって、点(−21,0) で x 軸と交わります。 - y軸との交点 (x=0): f(0)=(2(0)+1)e0=1 となります。よって、点(0,1) で y 軸と交わります。 (3) 極値:
f′(x) を計算し、極値を求めます。 f′(x)=dxd[(2x+1)ex]=2ex+(2x+1)ex=(2x+3)ex f′(x)=0 となる x を探します。ex>0 なので、2x+3=0 から x=−23 となります。 x=−23 の前後で f′(x) の符号が変わるかを確認します。 - x<−23 のとき、f′(x)<0 - x>−23 のとき、f′(x)>0 したがって、x=−23 で極小値を持ちます。 f(−23)=(2(−23)+1)e−23=(−3+1)e−23=−2e−23 極小値は (−23,−2e−23) です。 (4) 増減表
| x | ... | -3/2 | ... |
| ---- | -------------- | ------------- | -------------- |
| f'(x) | - | 0 | + |
| f(x) | 減少 | 極小 -2e^(-3/2) | 増加 |
(5) 極限:
- limx→∞(2x+1)ex=∞ - limx→−∞(2x+1)ex=0 (不定形なのでロピタルの定理を使うか、指数関数の方が多項式関数より強く 0 に収束する) (6) グラフの概形:
上記の情報をもとに、グラフの概形を描きます。グラフは x=−23 で極小値を持ち、x→−∞ で y→0 に漸近し、x→∞ で y→∞ に発散します。