すべての実数 $x$ に対して、不等式 $kx^2 - kx + 2 > 0$ が成り立つような実数 $k$ の値の範囲を求めよ。

代数学二次不等式判別式不等式の解法実数の範囲
2025/5/21

1. 問題の内容

すべての実数 xx に対して、不等式 kx2kx+2>0kx^2 - kx + 2 > 0 が成り立つような実数 kk の値の範囲を求めよ。

2. 解き方の手順

この問題を解くには、2次不等式が常に正である条件を考える必要があります。
まず、k=0k=0 の場合を考えます。このとき不等式は 2>02>0 となり、常に成り立ちます。したがって、k=0k=0 は条件を満たします。
次に、k0k \neq 0 の場合を考えます。kx2kx+2>0kx^2 - kx + 2 > 0 がすべての実数 xx に対して成り立つためには、以下の2つの条件を満たす必要があります。
(i) 2次係数 kk が正であること: k>0k > 0
(ii) 判別式 DD が負であること: D=(k)24(k)(2)<0D = (-k)^2 - 4(k)(2) < 0
判別式を計算すると、
D=k28k<0D = k^2 - 8k < 0
k(k8)<0k(k - 8) < 0
この不等式を解くと、0<k<80 < k < 8 となります。
条件 (i) k>0k > 0 と条件 (ii) 0<k<80 < k < 8 を満たす kk の範囲は、0<k<80 < k < 8 です。
k=0k=0 の場合も考慮すると、0k<80 \le k < 8 です。

3. 最終的な答え

0k<80 \le k < 8

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