1. 問題の内容
与えられた方程式は、絶対値を含む方程式 です。この方程式を満たす の値を求めます。
2. 解き方の手順
絶対値の性質から、場合分けを行います。
(i) のとき、 となるので、方程式は
となります。これを変形すると、
因数分解すると、
よって、 が得られます。ここで、、つまり である必要があるので、 または を満たす必要があります。
は を満たしますが、 は を満たしません。また、はも満たします。
したがって、がこの場合の解となります。
(ii) のとき、 となるので、方程式は
となります。これを変形すると、
因数分解すると、
よって、 が得られます。ここで、、つまり である必要があるので、 を満たす必要があります。 はこの条件を満たしませんが、 はこの条件を満たします。また、はも満たします。
したがって、がこの場合の解となります。
以上より、 が解となります。