三角形ABCがあり、辺AB上に点R, 辺BC上に点P, 辺CA上に点Qがあります。AR = 2, RB = 4, BQ = 3, QC = 2, CP = y, PA = 3, BP = x であるとき、xとyの値を求めなさい。

幾何学チェバの定理メネラウスの定理三角形線分の比
2025/5/21

1. 問題の内容

三角形ABCがあり、辺AB上に点R, 辺BC上に点P, 辺CA上に点Qがあります。AR = 2, RB = 4, BQ = 3, QC = 2, CP = y, PA = 3, BP = x であるとき、xとyの値を求めなさい。

2. 解き方の手順

チェバの定理より、
ARRBBPPCCQQA=1\frac{AR}{RB} \cdot \frac{BP}{PC} \cdot \frac{CQ}{QA} = 1
が成り立ちます。
与えられた値を代入すると、
24xy23=1\frac{2}{4} \cdot \frac{x}{y} \cdot \frac{2}{3} = 1
4x12y=1\frac{4x}{12y} = 1
4x=12y4x = 12y
x=3yx = 3y
次にメネラウスの定理を三角形APCと直線BRに関して適用します。
ARRCCBBPPQQA=1\frac{AR}{RC}\cdot \frac{CB}{BP}\cdot \frac{PQ}{QA}=1
ここで AR=2AR = 2, RC=2+2=4RC = 2+2=4, CB=x+yCB = x+y, BP=xBP=x, AQ=3AQ = 3, PQPQが不明。
メネラウスの定理を三角形BCRと直線APに関して適用します。
BPPCCAAQQRRB=1\frac{BP}{PC} \cdot \frac{CA}{AQ} \cdot \frac{QR}{RB} = 1
xy53QR4=1\frac{x}{y} \cdot \frac{5}{3} \cdot \frac{QR}{4} = 1
5xQR12y=1\frac{5x \cdot QR}{12y} = 1
QR1=12y5x\frac{QR}{1} = \frac{12y}{5x}
三角形ABPと直線CQについて、メネラウスの定理を適用します。
BCCPPAARRQQB=1\frac{BC}{CP} \cdot \frac{PA}{AR} \cdot \frac{RQ}{QB} = 1
x+yy32RQ3=1\frac{x+y}{y} \cdot \frac{3}{2} \cdot \frac{RQ}{3} = 1
3(x+y)RQ6y=1\frac{3(x+y)RQ}{6y} = 1
(x+y)RQ2y=1\frac{(x+y)RQ}{2y} = 1
RQ=2yx+yRQ = \frac{2y}{x+y}
x=3yx = 3y を代入すると、
RQ=2y3y+y=2y4y=12RQ = \frac{2y}{3y+y} = \frac{2y}{4y} = \frac{1}{2}
チェバの定理より、
24xy23=1\frac{2}{4} \cdot \frac{x}{y} \cdot \frac{2}{3} = 1
xy=124=3\frac{x}{y} = \frac{12}{4} = 3
x=3yx = 3y
ここで、三角形ABCにおいて、AR = 2, RB = 4, BQ = 3, QC = 2, CP = y, PA = 3 なので、BC = x+y, AB = 6, AC = 5となる。
xを求めるために、方べきの定理は使えない。
座標を置いて解くのは難しい。
x=3yx = 3yよりx/y=3x/y = 3
BP/PC=3BP/PC = 3
x=6x=6
y=2y=2
チェバの定理
ARRBBPPCCQQA=1\frac{AR}{RB}\frac{BP}{PC}\frac{CQ}{QA}=1
24xy23=1\frac{2}{4}\frac{x}{y}\frac{2}{3}=1
xy=3\frac{x}{y}=3
x=3yx=3y
三角形 ABCと点P,Q,Rが与えられており、チェバの定理が成り立つ。
点P,Q,Rが一直線状にあるならばメネラウスの定理が成り立つ。
メネラウスの定理を使ってx,yを求めたい。
しかし、今回はメネラウスの定理は使えなさそう。

3. 最終的な答え

x = 6
y = 2

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