平行四辺形ABCDにおいて、辺DA, BCの延長線上にそれぞれ点E, FをAE=CFとなるようにとる。点E, Fから辺AB, CDにそれぞれ垂線EP, FQをひくとき、AP=CQであることを証明する。

幾何学平行四辺形証明合同直角三角形
2025/5/21

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、辺DA, BCの延長線上にそれぞれ点E, FをAE=CFとなるようにとる。点E, Fから辺AB, CDにそれぞれ垂線EP, FQをひくとき、AP=CQであることを証明する。

2. 解き方の手順

まず、平行四辺形の性質を利用して、証明に必要な条件を導き出す。
* 平行四辺形の対辺は平行なので、AB//CDである。したがって、錯角は等しいので、E=F\angle E = \angle F が成り立つ。
* 平行四辺形の対辺は等しいので、AD=BCAD = BC が成り立つ。
* 仮定より、AE=CFAE = CF が成り立つ。
次に、APE\triangle APECQF\triangle CQFに着目し、合同条件を満たすことを示す。
* APE=CQF=90\angle APE = \angle CQF = 90^\circ (仮定)
* E=F\angle E = \angle F (AB//CDより、錯角が等しい)
* AE=CFAE = CF (仮定)
したがって、直角三角形の斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいので、APECQF\triangle APE \equiv \triangle CQF となる。
合同な図形では、対応する辺の長さは等しいので、AP=CQAP = CQ が成り立つ。

3. 最終的な答え

AP=CQである。
(証明)
平行四辺形ABCDにおいて、
AB//CDより、E=F\angle E = \angle F
仮定より、AE=CFAE = CFAPE=CQF=90\angle APE = \angle CQF = 90^\circ
よって、直角三角形の斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいので、APECQF\triangle APE \equiv \triangle CQF
したがって、AP=CQAP = CQ
(証明終わり)

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