(1) 異なる2つの正の解を持つ条件
式①の判別式を D とすると、D>0、軸 x=−(m+2)>0、かつ f(0)>0 が必要十分条件となる。 - D/4=(m+2)2−(2m+12)=m2+4m+4−2m−12=m2+2m−8=(m+4)(m−2)>0 より、m<−4 または m>2。 - 軸 x=−(m+2)>0 より、m<−2。 - f(0)=2m+12>0 より、m>−6。 これら3つの条件を満たす m の範囲は、−6<m<−4 または 2<m<−2 で、−6<m<−4 となる。 したがって、−6<m<−4 および m>2。 条件を全て満たすのは −6<m<−4 または 2<m<−2であるが、後者は条件を満たさない。ゆえに −6<m<−4。 (2) 2より大きい解と2より小さい解を1つずつ持つ条件
f(2)<0 が必要十分条件となる。 f(2)=22+2(m+2)(2)+2m+12=4+4m+8+2m+12=6m+24<0 より、m<−4。 (3) 1と2の間、2と3の間にそれぞれ解を1つずつ持つ条件
f(1)>0 かつ f(2)<0 かつ f(3)>0 が必要十分条件となる。 - f(1)=1+2(m+2)+2m+12=1+2m+4+2m+12=4m+17>0 より、m>−417=−4.25。 - f(2)=6m+24<0 より、m<−4。 - f(3)=9+6(m+2)+2m+12=9+6m+12+2m+12=8m+33>0 より、m>−833=−4.125。 これら3つの条件を満たす m の範囲は、−833<m<−4。