与えられた数列 $(\sqrt{2}+1) + 1 + (\sqrt{2}-1) + \dots$ の和を求める問題です。この数列が等比数列であると仮定して、無限等比級数の和を求めます。

代数学数列等比数列無限等比級数有理化
2025/5/21

1. 問題の内容

与えられた数列 (2+1)+1+(21)+(\sqrt{2}+1) + 1 + (\sqrt{2}-1) + \dots の和を求める問題です。この数列が等比数列であると仮定して、無限等比級数の和を求めます。

2. 解き方の手順

まず、与えられた数列の最初の3項から公比を計算します。
第1項は 2+1\sqrt{2}+1、第2項は1、第3項は 21\sqrt{2}-1 です。
公比 rr は、隣り合う項の比で求められます。
r=12+1r = \frac{1}{\sqrt{2}+1}
r=211=21r = \frac{\sqrt{2}-1}{1} = \sqrt{2}-1
2つの方法で求めたrrが一致するので、この数列は公比r=21r = \sqrt{2} - 1 の等比数列です。
また、r=21<1|r| = |\sqrt{2} - 1| < 1 なので、無限等比級数の和の公式が使えます。
無限等比級数の和 SS は、S=a1rS = \frac{a}{1-r} で与えられます。
ここで、aa は初項であり、rr は公比です。
この場合、a=2+1a = \sqrt{2}+1r=21r = \sqrt{2}-1 なので、
S=2+11(21)S = \frac{\sqrt{2}+1}{1 - (\sqrt{2}-1)}
S=2+122S = \frac{\sqrt{2}+1}{2-\sqrt{2}}
分母を有理化するために、分母と分子に 2+22+\sqrt{2} を掛けます。
S=(2+1)(2+2)(22)(2+2)S = \frac{(\sqrt{2}+1)(2+\sqrt{2})}{(2-\sqrt{2})(2+\sqrt{2})}
S=22+2+2+242S = \frac{2\sqrt{2}+2+2+\sqrt{2}}{4-2}
S=32+42S = \frac{3\sqrt{2}+4}{2}

3. 最終的な答え

32+42\frac{3\sqrt{2}+4}{2}

「代数学」の関連問題

実数 $a, b$ について、$a + b > 0$ または $ab < 0$ であるならば、$a > 0$ または $b > 0$ であることを証明する。証明の途中の空欄を埋める。

命題証明不等式実数
2025/5/22

問題は、実数 $a$, $b$ について、$a^2 + b^2 \le 1$ ならば $|a| \le 1$ かつ $|b| \le 1$ であることを証明する際に、空欄を埋める問題です。この証明は、...

不等式絶対値証明対偶
2025/5/22

実数 $a, b$ について、$ab < 1$ ならば、$a < 1$ または $b < 1$ であることを証明するための穴埋め問題です。与えられた証明は、この命題の対偶である「$a \ge 1$ か...

不等式論理証明対偶
2025/5/22

命題は「a+b=1ならば、2次方程式 $x^2 + ax - b = 0$ は (イ) をもつ」という形なので、主語は $a+b=1$ であることがわかります。

二次方程式判別式対偶証明
2025/5/22

整数 $n$ について、$n^2$ が 1 でないならば、$n$ は 1 ではないことを証明する問題で、空欄を埋める必要があります。

整数命題対偶証明
2025/5/22

以下の式を因数分解します。 (5) $3m^2ab - 6ma^2b$ (7) $x^2 - x - 12$ (9) $x^5 - 4x^3$ (11) $a^3 + 2a^2b - 4ab^2 - ...

因数分解多項式
2025/5/22

問題は、$a^2 + b^2 \leq 9$ のとき、$a \leq 3$ かつ $b \leq 3$ であることを証明する過程の空欄を埋める問題です。背理法を用いて証明を進めています。

不等式証明背理法実数
2025/5/22

3つの整数 $X, Y, Z$ があり、$0 < X < Y < Z < 10$ を満たします。 さらに、以下の2つの条件を満たします。 ア: $X = Z - Y$ イ: $2Z = XY$ このと...

整数方程式不等式解の探索
2025/5/22

$a=b$ という等式から、$1=2$ を導く過程において、①から⑥のステップに誤りがある。誤りがあるステップを指摘し、その理由を説明する。ただし、$a$ と $b$ は実数で、$a \neq 0$ ...

代数論理誤謬等式
2025/5/22

$a = b$ という等式から、$1 = 2$ という誤った結論を導く過程における、①から⑥までの変形のうち、誤りがあるものをすべて指摘し、その理由を説明します。ただし、$a$ と $b$ は実数であ...

等式誤りの発見代数操作
2025/5/22