数列 $\{a_n\}$ の初項から第 $n$ 項までの和 $S_n$ が $S_n = 2n^2 + 5n$ で与えられているとき、一般項 $a_n$ を求める。

代数学数列一般項等差数列
2025/5/21
## 問題237 (1) の解答

1. 問題の内容

数列 {an}\{a_n\} の初項から第 nn 項までの和 SnS_nSn=2n2+5nS_n = 2n^2 + 5n で与えられているとき、一般項 ana_n を求める。

2. 解き方の手順

数列の和 SnS_n から一般項 ana_n を求めるには、以下の公式を利用します。
a1=S1a_1 = S_1
an=SnSn1a_n = S_n - S_{n-1} (for n2n \geq 2)
まず、a1a_1 を求めます。
a1=S1=2(1)2+5(1)=2+5=7a_1 = S_1 = 2(1)^2 + 5(1) = 2 + 5 = 7
次に、n2n \geq 2 のときの ana_n を求めます。
an=SnSn1=(2n2+5n)[2(n1)2+5(n1)]a_n = S_n - S_{n-1} = (2n^2 + 5n) - [2(n-1)^2 + 5(n-1)]
an=(2n2+5n)[2(n22n+1)+5n5]a_n = (2n^2 + 5n) - [2(n^2 - 2n + 1) + 5n - 5]
an=(2n2+5n)(2n24n+2+5n5)a_n = (2n^2 + 5n) - (2n^2 - 4n + 2 + 5n - 5)
an=(2n2+5n)(2n2+n3)a_n = (2n^2 + 5n) - (2n^2 + n - 3)
an=2n2+5n2n2n+3a_n = 2n^2 + 5n - 2n^2 - n + 3
an=4n+3a_n = 4n + 3
この式が n=1n = 1 のときも成り立つか確認します。
a1=4(1)+3=7a_1 = 4(1) + 3 = 7
これは最初に求めた a1a_1 と一致するため、すべての nn に対して an=4n+3a_n = 4n + 3 が成り立ちます。

3. 最終的な答え

an=4n+3a_n = 4n + 3

「代数学」の関連問題

与えられた二次方程式 $4x^2 - 4x + 1 = 0$ を $x$ について解きます。

二次方程式因数分解方程式の解
2025/5/22

与えられた式 $(x-y-1)^2$ を展開してください。

展開多項式代数式二乗の展開
2025/5/22

与えられた式 $3x^2 - 48$ を因数分解してください。

因数分解二次式共通因数差の二乗
2025/5/22

与えられた式 $\frac{1}{1 - \sqrt{2} + \sqrt{3}}$ を計算して、分母を有理化します。

式の計算分母の有理化平方根代数
2025/5/22

与えられた式 $(x+y)(x+4y)-(x+2y)^2$ を展開し、整理して簡単にします。

展開式の整理多項式
2025/5/22

実数 $a, b$ について、$a + b > 0$ または $ab < 0$ であるならば、$a > 0$ または $b > 0$ であることを証明する。証明の途中の空欄を埋める。

命題証明不等式実数
2025/5/22

問題は、実数 $a$, $b$ について、$a^2 + b^2 \le 1$ ならば $|a| \le 1$ かつ $|b| \le 1$ であることを証明する際に、空欄を埋める問題です。この証明は、...

不等式絶対値証明対偶
2025/5/22

実数 $a, b$ について、$ab < 1$ ならば、$a < 1$ または $b < 1$ であることを証明するための穴埋め問題です。与えられた証明は、この命題の対偶である「$a \ge 1$ か...

不等式論理証明対偶
2025/5/22

命題は「a+b=1ならば、2次方程式 $x^2 + ax - b = 0$ は (イ) をもつ」という形なので、主語は $a+b=1$ であることがわかります。

二次方程式判別式対偶証明
2025/5/22

整数 $n$ について、$n^2$ が 1 でないならば、$n$ は 1 ではないことを証明する問題で、空欄を埋める必要があります。

整数命題対偶証明
2025/5/22