連立一次方程式 $ \begin{cases} 2x + y = 4 \\ x - 3y = -5 \end{cases} $ を、組合せ乗積を利用して解く。

代数学連立一次方程式行列行列式クラメルの公式
2025/5/21

1. 問題の内容

連立一次方程式
\begin{cases}
2x + y = 4 \\
x - 3y = -5
\end{cases}
を、組合せ乗積を利用して解く。

2. 解き方の手順

まず、連立一次方程式を行列の形で表現します。
\begin{pmatrix}
2 & 1 \\
1 & -3
\end{pmatrix}
\begin{pmatrix}
x \\
y
\end{pmatrix}
=
\begin{pmatrix}
4 \\
-5
\end{pmatrix}
次に、行列式を計算します。
\begin{vmatrix}
2 & 1 \\
1 & -3
\end{vmatrix}
= (2)(-3) - (1)(1) = -6 - 1 = -7
次に、xxyy を求めるために、クラメルの公式を使います。
xxを求めるには、係数行列のxxの列を右辺の定数項で置き換えた行列式を計算し、それを元の係数行列の行列式で割ります。
x = \frac{\begin{vmatrix} 4 & 1 \\ -5 & -3 \end{vmatrix}}{\begin{vmatrix} 2 & 1 \\ 1 & -3 \end{vmatrix}} = \frac{(4)(-3) - (1)(-5)}{-7} = \frac{-12 + 5}{-7} = \frac{-7}{-7} = 1
同様に、yyを求めるには、係数行列のyyの列を右辺の定数項で置き換えた行列式を計算し、それを元の係数行列の行列式で割ります。
y = \frac{\begin{vmatrix} 2 & 4 \\ 1 & -5 \end{vmatrix}}{\begin{vmatrix} 2 & 1 \\ 1 & -3 \end{vmatrix}} = \frac{(2)(-5) - (4)(1)}{-7} = \frac{-10 - 4}{-7} = \frac{-14}{-7} = 2

3. 最終的な答え

x=1,y=2x = 1, y = 2

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