$\left(x^2 - \frac{3}{x}\right)^5$ の展開式における $x$ の係数を求める問題です。

代数学二項定理展開係数
2025/5/21

1. 問題の内容

(x23x)5\left(x^2 - \frac{3}{x}\right)^5 の展開式における xx の係数を求める問題です。

2. 解き方の手順

二項定理を用いて展開式を考えます。
(x23x)5\left(x^2 - \frac{3}{x}\right)^5 の一般項は、
5Cr(x2)5r(3x)r {}_5 C_r (x^2)^{5-r} \left(-\frac{3}{x}\right)^r
と表されます。これを整理すると、
5Crx2(5r)(3)rxr=5Cr(3)rx102rr=5Cr(3)rx103r {}_5 C_r x^{2(5-r)} (-3)^r x^{-r} = {}_5 C_r (-3)^r x^{10-2r-r} = {}_5 C_r (-3)^r x^{10-3r}
となります。xx の係数を求めたいので、103r=110-3r = 1 となる rr を探します。
103r=110-3r = 1 を解くと、
3r=93r = 9
r=3r = 3
となります。したがって、r=3r = 3 のとき xx の係数が現れます。
r=3r = 3 のときの項は、
5C3(3)3x103(3)=5C3(3)3x1=5C3(27)x {}_5 C_3 (-3)^3 x^{10-3(3)} = {}_5 C_3 (-3)^3 x^1 = {}_5 C_3 (-27) x
となります。
5C3=5!3!2!=5×42=10{}_5 C_3 = \frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2} = 10 なので、
10×(27)x=270x 10 \times (-27) x = -270 x
したがって、xx の係数は 270-270 となります。

3. 最終的な答え

-270

「代数学」の関連問題

数列 $\{a_n\}$ の一般項を求めます。問題は4つありますが、ここでは(1)と(3)を解きます。 (1) $2, 3, 5, 8, 12, \dots$ (3) $3, 4, 8, 17, 33...

数列一般項階差数列Σ(シグマ)
2025/5/21

与えられた数列の一般項 $a_n$ を求める問題です。今回は、(1)の数列:2, 3, 5, 8, 12, ... について解きます。

数列一般項階差数列
2025/5/21

数列 $\{a_n\}$ の初項から第 $n$ 項までの和 $S_n$ が $S_n = 2n^2 + 5n$ で与えられているとき、一般項 $a_n$ を求める。

数列一般項等差数列
2025/5/21

以下の数列の一般項 $a_n$ を求めます。 (1) 2, 3, 5, 8, 12, ... (3) 3, 4, 8, 17, 33, ...

数列一般項階差数列
2025/5/21

問題237の(1)は、数列 $\{a_n\}$ の初項から第 $n$ 項までの和 $S_n$ が与えられたときに、数列 $\{a_n\}$ の一般項を求める問題です。$S_n = 2n^2 + 5n$...

数列級数一般項
2025/5/21

初項1、公差3の等差数列を、1個、2個、3個...と群に分けて考える。 (1) 第n群の最初の数を求める。 (2) 第n群に含まれる数の和を求める。 (3) 148が第何群の何番目の数であるかを求める...

数列等差数列群数列和の公式
2025/5/21

数列 $\frac{1}{2 \cdot 5}, \frac{1}{5 \cdot 8}, \frac{1}{8 \cdot 11}, \frac{1}{11 \cdot 14}, \frac{1}{...

数列級数部分分数分解telescoping sum
2025/5/21

初項1、公差3の等差数列を、1個、2個、3個、...と群に分ける。 (1) 第 $n$ 群の最初の数を求めよ。 (2) 第 $n$ 群に含まれる数の和を求めよ。 (3) 148 は第何群の何番目の数か...

数列等差数列群数列数学的帰納法
2025/5/21

直線 $l$ が媒介変数 $t$ を用いて $x = 1 - 3t$, $y = -2 + 2t$ と表されるとき、$x$ と $y$ の関係式で表された $l$ の方程式を求める。

直線の方程式ベクトル線形結合媒介変数連立方程式
2025/5/21

与えられた式 $a^2 + b^2 + bc - ca - 2ab$ を因数分解します。

因数分解多項式
2025/5/21