A駅から10分間隔で時速60kmで出発する普通電車と、B駅から出発する準急電車が4分間隔ですれ違うとき、準急電車の時速を求める問題です。A駅とB駅の間では、普通電車も準急電車も停車しないとします。

応用数学速度相対速度方程式距離時間算数
2025/3/24

1. 問題の内容

A駅から10分間隔で時速60kmで出発する普通電車と、B駅から出発する準急電車が4分間隔ですれ違うとき、準急電車の時速を求める問題です。A駅とB駅の間では、普通電車も準急電車も停車しないとします。

2. 解き方の手順

まず、普通電車の速度を分速に変換します。
60km/=60000m/=60000m/60=1000m/60 km/時 = 60000 m/時 = 60000 m/60 分 = 1000 m/分
したがって、普通電車の速度は分速1kmです。
次に、普通電車が10分間隔で出発するということは、ある普通電車が出発してから次の普通電車が出発するまでに10分かかるということです。
準急電車が4分間隔で普通電車とすれ違うということは、相対速度を考慮する必要があります。
準急電車の速度を vv (km/分)とします。
普通電車と準急電車は向かい合って進むため、相対速度はそれぞれの速度の和になります。
相対速度 = 1+v1 + v (km/分)
ここで、4分間隔ですれ違うという情報から、ある普通電車とすれ違ってから、次の普通電車とすれ違うまでに4分かかることを意味します。この間に準急電車と普通電車が近づく距離は、普通電車1台分の距離(10分間に進む距離)に相当します。
普通電車が10分間に進む距離は 1km/×10=10km1 km/分 \times 10 分 = 10 kmです。
したがって、相対速度で4分間に10km進むことになるため、以下の式が成り立ちます。
(1+v)×4=10(1 + v) \times 4 = 10
この式を解いて vv を求めます。
4+4v=104 + 4v = 10
4v=64v = 6
v=64=1.5v = \frac{6}{4} = 1.5 (km/分)
準急電車の速度は分速1.5kmなので、時速に変換します。
1.5km/×60/=90km/1.5 km/分 \times 60 分/時 = 90 km/時

3. 最終的な答え

準急電車の時速は90kmです。
答え: ③90km

「応用数学」の関連問題

長さ $L$、質量 $m$ の一様な棒ABの一端Aが壁に蝶番で固定され、他端Bが糸で壁に繋がれています。糸と水平面のなす角は30度です。Aにはたらく力の水平方向と鉛直方向の成分をそれぞれ $F_x$ ...

力学モーメント力のつりあい剛体物理
2025/5/22

半径2の円周上を運動する質点A, Bについて、時刻tにおける位置ベクトル$r^A(t)$と$r^B(t)$が与えられています。 $r^A(t) = 2 (cos(\frac{\pi t}{3} - \...

ベクトル円運動角速度加速度軌跡微分
2025/5/22

半径2の円周上を運動する質点A, Bについて、時刻tにおける位置がそれぞれ以下のように与えられています。 $r^A(t) = 2(\cos(\frac{\pi t}{3} - \frac{\pi}{6...

ベクトル円運動角速度加速度運動解析微分
2025/5/22

2階線形同次微分方程式 $4y'' - 12y' + 9y = 0$ の一般解を求め、初期条件 $x = 0$ のとき $y = 1$, $y' = 2$ を満たす解を、選択肢の中から選びます。

微分方程式線形微分方程式初期条件一般解特性方程式
2025/5/22

半径2の円周上を運動する質点AとBについて、時刻 $t$ における位置ベクトルがそれぞれ $r^A(t) = 2(\cos(\frac{\pi t}{3} - \frac{\pi}{6})i + \s...

ベクトル円運動角速度加速度接線成分法線成分軌跡
2025/5/22

半径2の円周上を運動する質点AとBについて、時刻 $t$ におけるそれぞれの位置が与えられています。 Aの位置ベクトル: $r^A(t) = 2(\cos(\frac{\pi t}{3} - \fra...

ベクトル円運動角速度加速度軌跡微分
2025/5/22

10 kgとP [kg]の物体がロープで吊るされ、図のような位置で静止している。ロープAB, BC, CDの張力の大きさとPの値を求めよ。

力学力の釣り合いベクトル三角関数
2025/5/22

デルタ結線された三相交流回路に、線間電圧 $E_{ab} = 200\angle 0^\circ$, $E_{bc} = 200\angle -120^\circ$, $E_{ca} = 200\an...

電気回路三相交流インピーダンス複素数オームの法則
2025/5/22

質量5.0kgの小球が軽い糸で天井から吊るされている。小球は水平方向に力$F$で押され、糸が天井と30°の角をなして静止している。このときの糸の張力$T$を求める。重力加速度は9.8m/s²とする。

力学ベクトル力のつりあい三角関数
2025/5/22

水平な地面から小球を斜方投射した。重力加速度の大きさを $9.8 \ m/s^2$ とする。初速度の水平成分の大きさは $4.9 \ m/s$、鉛直成分の大きさは $9.8 \ m/s$ である。 (...

力学物理斜方投射運動重力
2025/5/22