(1) 増減と極値を求めるために、まず f′(x) を計算します。 f′(x)=−4x3+24x2−36x=−4x(x2−6x+9)=−4x(x−3)2 f′(x)=0 となるのは x=0,3 のときです。増減表は以下のようになります。 | x | ... | 0 | ... | 3 | ... |
| ---- | ---- | --- | ---- | --- | ---- |
| f'(x) | + | 0 | - | 0 | - |
| f(x) | 増加 | 極大 | 減少 | | 減少 |
x=0 のとき、f(0)=11 x=3 のとき、f(3)=−34+8∗33−18∗32+11=−81+216−162+11=−16 したがって、x=0 で極大値 11 をとります。x=3 では極値をとりません。 グラフは x=0 で極大値 11 を持ち、x=3 の近くで少し平らになっているような形になります。 (2) 2点で接する直線の方程式を y=ax+b とおきます。 f(x)−(ax+b)=0 が重解を持つことになります。 g(x)=f(x)−(ax+b)=−x4+8x3−18x2−ax+(11−b) このとき、g(x)=−(x−α)2(x−β)2 とかけるはずです。ただし、α=β 展開すると、g(x)=−(x4−2(α+β)x3+(α2+4αβ+β2)x2−2αβ(α+β)x+α2β2) 係数を比較して、
2(α+β)=8⟹α+β=4 −(α2+4αβ+β2)=−18⟹α2+4αβ+β2=18 2αβ(α+β)=a⟹8αβ=a −α2β2=11−b⟹α2β2=b−11 (α+β)2=α2+2αβ+β2=16 α2+4αβ+β2=18 より、2αβ=2 よって、αβ=1 α+β=4,αβ=1 より、α,β は t2−4t+1=0 の解。 t=24±16−4=2±3 a=8αβ=8 b=α2β2+11=12+11=12 したがって、接線の方程式は y=8x+12 (3) 求める面積は、∫αβ(ax+b−f(x))dx=∫2−32+3(−(x−(2−3))2(x−(2+3))2)dx x−2=t とおくと、∫−33(−(t+3)2(t−3)2)dt=−∫−33(t2−3)2dt=−∫−33(t4−6t2+9)dt =−2∫03(t4−6t2+9)dt=−2[5t5−2t3+9t]03=−2[593−63+93]=−2[593+33]=−2[593+153]=−5483 絶対値をとって5483