図は、$x$軸正の向きに進む正弦波の時刻$t=0$[s]における波形を表している。$t=4.0$[s]で波形は実線から破線の位置に初めて移ったとする。 (1) この波の振幅、波長、速さ、周期、振動数を求めよ。 (2) $t=28$[s]における波形を描け。 (3) $x=6.0$[m]での変位$y$[m]と時刻$t$[s]との関係を示すのは、(ア)〜(エ)のどれか。
2025/5/21
1. 問題の内容
図は、軸正の向きに進む正弦波の時刻[s]における波形を表している。[s]で波形は実線から破線の位置に初めて移ったとする。
(1) この波の振幅、波長、速さ、周期、振動数を求めよ。
(2) [s]における波形を描け。
(3) [m]での変位[m]と時刻[s]との関係を示すのは、(ア)〜(エ)のどれか。
2. 解き方の手順
(1)
まず、グラフから波長と振幅を読み取る。波長は実線の波形の1周期の長さなので、[m]。振幅は波の最大の変位なので、[m]。
次に、波の速さを求める。[s]で波形が実線から破線に移動したことから、4.0[s]で波は3.0[m]進んでいる。したがって、[m/s]。
周期は、波長を速さで割ることで求められる。[s]。
振動数は、周期の逆数である。[Hz]。
(2)
[s]における波形を考える。28[s]は周期16[s]の1.75倍なので、実線の波形から1.75周期だけ進んだ波形を描けば良い。1.75周期は、1周期+3/4周期と考えることができる。実線から3/4周期分進んだ波形を描く。これは、の波形から9[m]進んだ波形と同じなので、グラフ上の破線の波形からさらに半波長(6[m])分だけ波を進めた波形となる。
(3)
[m]における変位と時刻の関係を考える。[m]は、時刻でであり、その後、は負の方向に変化する。これは、が時間の経過とともに減少していくことを意味する。したがって、グラフは(ウ)となる。
3. 最終的な答え
(1) 振幅: [m], 波長: [m], 速さ: [m/s], 周期: [s], 振動数: [Hz]
(2) [s]における波形は、実線の波形から3/4周期進んだ波形。
(3) (ウ)