三角形OABにおいて、$\vec{OA} = a$, $\vec{OB} = b$とする。$\vec{OC} = -2a + 3b$, $\vec{OD} = 5a - 4b$となる点C, Dをとるとき、$\vec{AB} // \vec{CD}$となることを示す。

幾何学ベクトル平行ベクトル方程式
2025/5/22
## 問題6

1. 問題の内容

三角形OABにおいて、OA=a\vec{OA} = a, OB=b\vec{OB} = bとする。OC=2a+3b\vec{OC} = -2a + 3b, OD=5a4b\vec{OD} = 5a - 4bとなる点C, Dをとるとき、AB//CD\vec{AB} // \vec{CD}となることを示す。

2. 解き方の手順

まず、AB\vec{AB}CD\vec{CD}aabbを用いて表す。
AB=OBOA=ba\vec{AB} = \vec{OB} - \vec{OA} = b - a
CD=ODOC=(5a4b)(2a+3b)=7a7b=7(ab)=7(ba)\vec{CD} = \vec{OD} - \vec{OC} = (5a - 4b) - (-2a + 3b) = 7a - 7b = 7(a - b) = -7(b - a)
CD=7AB\vec{CD} = -7\vec{AB}なので、AB\vec{AB}CD\vec{CD}は平行である。

3. 最終的な答え

AB//CD\vec{AB} // \vec{CD}である。
## 問題7

1. 問題の内容

(a3b)//(a+b)(a - 3b) // (a + b), a0a \ne 0, b0b \ne 0のとき、a//ba // bであることを示す。

2. 解き方の手順

(a3b)//(a+b)(a - 3b) // (a + b)より、ある実数kが存在して、
a3b=k(a+b)a - 3b = k(a + b)と表せる。
a3b=ka+kba - 3b = ka + kb
(1k)a=(3+k)b(1 - k)a = (3 + k)b
aabbは平行なので、ある実数ttが存在してa=tba = tbと表せる。
(1k)tb=(3+k)b(1 - k)tb = (3 + k)b
((1k)t(3+k))b=0((1 - k)t - (3 + k))b = 0
b0b \ne 0より、
(1k)t(3+k)=0(1 - k)t - (3 + k) = 0
(1k)t=3+k(1 - k)t = 3 + k
t=3+k1kt = \frac{3 + k}{1 - k}
または、b=sab = saの形に変形できるはずである。
(1k)a=(3+k)b(1 - k)a = (3 + k)b
b=1k3+kab = \frac{1 - k}{3 + k}a
したがって、aabbは平行である。

3. 最終的な答え

a//ba // bである。

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