半径 $r = 5 \text{ cm}$、重さ $W = 9 \text{ N}$ の円柱が、長さ $AC = 50 \text{ cm}$ のロープで天井から吊り下げられている。円柱の表面はなめらかであり、点 B を指で押して図のような状態で静止している。ロープ AC に作用する張力 $S$ と、点 B において指で押している力 $P$ を求める。ただし、$\theta = 20^\circ$ とする。
2025/5/22
1. 問題の内容
半径 、重さ の円柱が、長さ のロープで天井から吊り下げられている。円柱の表面はなめらかであり、点 B を指で押して図のような状態で静止している。ロープ AC に作用する張力 と、点 B において指で押している力 を求める。ただし、 とする。
2. 解き方の手順
まず、円柱に作用する力を考える。
- 重力 (下向き)
- ロープの張力 (A から C に向かう方向)
- 指で押す力 (円の中心 C から B に向かう方向)
ここで、、 であるから、ロープ AC と鉛直線のなす角 が与えられているので、 と を利用して、力のつり合いの式を立てる。座標系は、水平方向を正の x 軸、鉛直上向きを正の y 軸とする。
力のつり合いの式は、以下のようになる。
- 水平方向:
- 鉛直方向:
これらの式から、 と を求める。
まず、鉛直方向の式から を求める。
次に、水平方向の式に を代入して を求める。
与えられた値 と を代入する。
3. 最終的な答え
ロープ AC に作用する力 は約 。
点 B において指で押している力 は約 。