2次関数 $f(x) = ax^2 + bx + c$ (ただし、$a \neq 0$) が、3点 $(-1, 11)$, $(0, 1)$, $(1, -5)$ を通るとき、以下の問いに答えます。 (1) $a, b, c$ の値を求めます。 (2) $f(x)$ の最小値を求めます。 (3) $t \neq 1$ かつ $f(t) = f(1)$ を満たす $t$ の値を求めます。 (4) $k > 1$ を満たす実数 $k$ に対して、$1 \leq x \leq k$ における $f(x)$ の最大値を $M$ とするとき、 (i) $M$ を $k$ の値で場合分けして求めます。 (ii) $M < 0$ となるような $k$ の値の範囲を求めます。
2025/5/22
1. 問題の内容
2次関数 (ただし、) が、3点 , , を通るとき、以下の問いに答えます。
(1) の値を求めます。
(2) の最小値を求めます。
(3) かつ を満たす の値を求めます。
(4) を満たす実数 に対して、 における の最大値を とするとき、
(i) を の値で場合分けして求めます。
(ii) となるような の値の範囲を求めます。
2. 解き方の手順
(1) が , , を通るので、以下の3つの式が成り立ちます。
を上記の式に代入すると、
2つの式を足すと、
を に代入すると、
したがって、
(2)
よって、最小値は のとき
(3) であり、 を満たす を求めます。
より、
(4)
(i)
軸は なので、
における最大値 を求めます。
(a) のとき、 で最大値をとるので、
(b) のとき、 で最大値をとるので、
(c) のとき、 で最大値をとるので、
(d) のとき、 で最大値をとるので、
まとめると、
のとき、
のとき、
(ii) となる の範囲を求めます。
(a) のとき、 なので、常に成り立ちます。
(b) のとき、
より、
なので、
したがって、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4) (i) のとき、
のとき、
(ii)