3次方程式 $x^3 + 2x^2 - 8x - 21 = 0$ を複素数の範囲で解きます。

代数学3次方程式複素数因数定理解の公式
2025/5/22

1. 問題の内容

3次方程式 x3+2x28x21=0x^3 + 2x^2 - 8x - 21 = 0 を複素数の範囲で解きます。

2. 解き方の手順

まずは、方程式の整数解を探します。
x=3x = 3 を代入すると、
33+2(32)8(3)21=27+182421=03^3 + 2(3^2) - 8(3) - 21 = 27 + 18 - 24 - 21 = 0 となり、x=3x = 3 は解の一つです。
したがって、x3+2x28x21x^3 + 2x^2 - 8x - 21(x3)(x - 3) で割り切れます。実際に割り算を行うと、
x3+2x28x21=(x3)(x2+5x+7)x^3 + 2x^2 - 8x - 21 = (x - 3)(x^2 + 5x + 7)
となります。
次に、x2+5x+7=0x^2 + 5x + 7 = 0 を解きます。解の公式より、
x=5±524(1)(7)2(1)=5±25282=5±32=5±i32x = \frac{-5 \pm \sqrt{5^2 - 4(1)(7)}}{2(1)} = \frac{-5 \pm \sqrt{25 - 28}}{2} = \frac{-5 \pm \sqrt{-3}}{2} = \frac{-5 \pm i\sqrt{3}}{2}
したがって、3次方程式の解は x=3x = 3, x=5+i32x = \frac{-5 + i\sqrt{3}}{2}, x=5i32x = \frac{-5 - i\sqrt{3}}{2} です。

3. 最終的な答え

x=3,5+i32,5i32x = 3, \frac{-5 + i\sqrt{3}}{2}, \frac{-5 - i\sqrt{3}}{2}

「代数学」の関連問題

与えられた式 $(x-1)(x-2)(x-3)(x-6) - 3x^2$ を展開し、整理して簡単にします。

多項式の展開因数分解式の整理
2025/5/24

2次関数 $f(x) = x^2 - x - 2$ について以下の問いに答えます。 (1) 関数が最小値をとるときの $x$ 座標の値を求めます。 (2) $x$ 軸との交点の値を求めます。 (3) ...

二次関数平方完成微分グラフ最小値x軸との交点
2025/5/24

与えられた関数 $f(x) = -x^2 + 4x + 5$ について、以下の2つの問題を解きます。 (1) 関数が最大値をとるときの $x$ 座標を求めます。 (2) 関数と $x$ 軸との交点の ...

二次関数最大値平方完成二次方程式因数分解グラフ
2025/5/24

$(x+1)^5$ の $x^3$ の係数を求めよ。

二項定理展開係数
2025/5/24

与えられた複素数の分数を計算する問題です。具体的には、$\frac{2-i}{2+i}$ を計算します。

複素数複素数の計算分数
2025/5/24

複素数 $i$ の100乗 $i^{100}$ を計算します。

複素数虚数単位べき乗計算
2025/5/24

与えられた等式 $2x^2 + 1 = a(x+1)^2 + b(x+1) + c$ が恒等式となるように、定数 $a$, $b$, $c$ の値を求める問題です。

恒等式二次関数連立方程式係数比較
2025/5/24

複素数の問題です。与えられた式は以下です。 $\frac{1}{(1-i)^9} = (1-i)^{-9}$ この等式が成り立つことを証明する必要があります。

複素数ド・モアブルの定理複素数の計算
2025/5/24

次の式を計算します。 $\frac{x^2+x-6}{x^2-4x+4} \times \frac{x^2+2x-8}{x^2-x-12}$

分数式因数分解式の計算約分
2025/5/24

与えられた数式を簡約化する問題です。数式は以下の通りです。 $\frac{x^2+x-6}{x^2-4x+4} \times \frac{x^2+2x-8}{x^2-x-12}$

数式簡約化因数分解分数式
2025/5/24