与えられた等式 $2x^2 + 1 = a(x+1)^2 + b(x+1) + c$ が恒等式となるように、定数 $a$, $b$, $c$ の値を求める問題です。

代数学恒等式二次関数連立方程式係数比較
2025/5/24

1. 問題の内容

与えられた等式 2x2+1=a(x+1)2+b(x+1)+c2x^2 + 1 = a(x+1)^2 + b(x+1) + c が恒等式となるように、定数 aa, bb, cc の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、右辺を展開します。
\begin{align*}
a(x+1)^2 + b(x+1) + c &= a(x^2 + 2x + 1) + b(x+1) + c \\
&= ax^2 + 2ax + a + bx + b + c \\
&= ax^2 + (2a+b)x + (a+b+c)
\end{align*}
これが 2x2+12x^2 + 1 と恒等式なので、各項の係数が等しくなります。したがって、次の連立方程式が得られます。
\begin{align*}
a &= 2 \\
2a + b &= 0 \\
a + b + c &= 1
\end{align*}
1番目の式から a=2a=2 が分かります。これを2番目の式に代入すると、
2(2)+b=02(2) + b = 0 より 4+b=04 + b = 0 なので、 b=4b = -4 が得られます。
最後に、 a=2a=2b=4b=-4 を3番目の式に代入すると、
2+(4)+c=12 + (-4) + c = 1 より 2+c=1-2 + c = 1 なので、 c=3c = 3 が得られます。

3. 最終的な答え

a=2a = 2, b=4b = -4, c=3c = 3

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