一辺の長さが $l$ の一様な正方形の板ABCDから、4等分した小さな正方形の板を切り取った。残りの板の重心の位置は、Eからどの向きにどれだけ離れた点にあるかを求める問題です。

幾何学重心正方形質量中心ベクトルの利用
2025/5/22

1. 問題の内容

一辺の長さが ll の一様な正方形の板ABCDから、4等分した小さな正方形の板を切り取った。残りの板の重心の位置は、Eからどの向きにどれだけ離れた点にあるかを求める問題です。

2. 解き方の手順

正方形ABCDの質量を 4m4m とします。切り取った正方形の質量は mm となります。残りの部分の質量は 3m3m です。
切り取った正方形の重心の位置を原点Eとすると、残りの部分の重心の位置は、
x=4m0m03m=0x = \frac{4m \cdot 0 - m \cdot 0}{3m} = 0
y=4m0m(l/2)3m=l6y = \frac{4m \cdot 0 - m \cdot (l/2)}{3m} = -\frac{l}{6}
重心は直線BE上にあるので、
BEの長さは、(l/2)2+(l/2)2=2l2\sqrt{(l/2)^2 + (l/2)^2} = \frac{\sqrt{2}l}{2}
したがって、Eからの距離は、l6×2=2l6\frac{l}{6} \times \sqrt{2} = \frac{\sqrt{2}l}{6}

3. 最終的な答え

EからBの方向へ 2l6\frac{\sqrt{2}l}{6}

「幾何学」の関連問題

ベクトル $\vec{a}$ と $\vec{b}$ が与えられたとき、内積 $\vec{a} \cdot \vec{b}$ を求める問題です。具体的には、以下の3つのケースについて計算を行います。 ...

ベクトル内積ベクトル演算
2025/5/22

三角形ABCがあり、辺BC上に点Hがある。AHはBCに対する垂線である。AH上に点Pを取り、PBとPCを引く。影をつけた部分(三角形ABPとACPの面積の合計)の面積を、PHの長さを $h$ cmとお...

三角形面積垂線相似計算
2025/5/22

一辺の長さが $a$ である正三角形に外接する円の半径を求める問題です。

正三角形外接円半径ピタゴラスの定理
2025/5/22

長方形ABCDがあり、頂点Bが頂点Dに重なるように折るとき、折り目となる線を作図する問題です。

作図長方形垂直二等分線折り返し
2025/5/22

母線の長さが9cm、底面の円の半径が4cmの円錐の展開図における扇形の中心角を求める。

円錐円柱表面積展開図中心角体積
2025/5/22

母線の長さが9cm、底面の円の半径が4cmの円錐がある。この円錐の展開図における扇形の中心角を求める。

円錐展開図扇形中心角円周
2025/5/22

三角形ABCにおいて、$b=4$, $c=\sqrt{3}$, $A=30^\circ$ のとき、$a$の値を求めよ。

三角形余弦定理三角比
2025/5/22

直方体ABCD-EFGHにおいて、AB=$3\sqrt{3}$、AD=$3\sqrt{5}$、AE=$\sqrt{5}$である。 (1) cos∠AFHの値を求めよ。 (2) △AFHの面積Sを求めよ...

空間図形直方体三平方の定理余弦定理三角比面積
2025/5/22

三角形AFHの面積Sを求める問題です。

三角形面積図形
2025/5/22

座標平面上の定点A(3, 6)と任意の点Pに対し、ベクトル方程式 $|3\vec{OP} - 2\vec{OA}| = 1$ は円を表す。この円の中心の座標と半径を求めよ。

ベクトルベクトル方程式座標平面
2025/5/22