三角形ABCにおいて、$AB=4$, $AC=9$, $\cos \angle BAC = \frac{2}{3}$ である。 (1) $BC$ を求める。 (2) $\sin \angle BAC$ を求める。 (3) 三角形ABCの面積$S$と外接円の半径$R$を求める。

幾何学三角形余弦定理正弦定理面積外接円三角比
2025/5/22

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AB=4AB=4, AC=9AC=9, cosBAC=23\cos \angle BAC = \frac{2}{3} である。
(1) BCBC を求める。
(2) sinBAC\sin \angle BAC を求める。
(3) 三角形ABCの面積SSと外接円の半径RRを求める。

2. 解き方の手順

(1) 余弦定理を用いて BCBC を求める。
BC2=AB2+AC22ABACcosBACBC^2 = AB^2 + AC^2 - 2 \cdot AB \cdot AC \cdot \cos \angle BAC
BC2=42+9224923BC^2 = 4^2 + 9^2 - 2 \cdot 4 \cdot 9 \cdot \frac{2}{3}
BC2=16+8148BC^2 = 16 + 81 - 48
BC2=49BC^2 = 49
BC=7BC = 7
(2) sin2BAC+cos2BAC=1\sin^2 \angle BAC + \cos^2 \angle BAC = 1 より
sin2BAC=1cos2BAC=1(23)2=149=59\sin^2 \angle BAC = 1 - \cos^2 \angle BAC = 1 - (\frac{2}{3})^2 = 1 - \frac{4}{9} = \frac{5}{9}
sinBAC=59=53\sin \angle BAC = \sqrt{\frac{5}{9}} = \frac{\sqrt{5}}{3}
(3) 三角形ABCの面積Sは
S=12ABACsinBACS = \frac{1}{2} \cdot AB \cdot AC \cdot \sin \angle BAC
S=124953S = \frac{1}{2} \cdot 4 \cdot 9 \cdot \frac{\sqrt{5}}{3}
S=65S = 6 \sqrt{5}
外接円の半径Rは、正弦定理より
BCsinBAC=2R\frac{BC}{\sin \angle BAC} = 2R
R=BC2sinBAC=7253=7325=2125=21510R = \frac{BC}{2 \sin \angle BAC} = \frac{7}{2 \cdot \frac{\sqrt{5}}{3}} = \frac{7 \cdot 3}{2 \sqrt{5}} = \frac{21}{2 \sqrt{5}} = \frac{21 \sqrt{5}}{10}

3. 最終的な答え

BC = 7
sinBAC=53\sin \angle BAC = \frac{\sqrt{5}}{3}
S=65S = 6 \sqrt{5}
R=21510R = \frac{21 \sqrt{5}}{10}

「幾何学」の関連問題

ベクトル $\vec{a}$ と $\vec{b}$ が与えられたとき、内積 $\vec{a} \cdot \vec{b}$ を求める問題です。具体的には、以下の3つのケースについて計算を行います。 ...

ベクトル内積ベクトル演算
2025/5/22

三角形ABCがあり、辺BC上に点Hがある。AHはBCに対する垂線である。AH上に点Pを取り、PBとPCを引く。影をつけた部分(三角形ABPとACPの面積の合計)の面積を、PHの長さを $h$ cmとお...

三角形面積垂線相似計算
2025/5/22

一辺の長さが $a$ である正三角形に外接する円の半径を求める問題です。

正三角形外接円半径ピタゴラスの定理
2025/5/22

長方形ABCDがあり、頂点Bが頂点Dに重なるように折るとき、折り目となる線を作図する問題です。

作図長方形垂直二等分線折り返し
2025/5/22

母線の長さが9cm、底面の円の半径が4cmの円錐の展開図における扇形の中心角を求める。

円錐円柱表面積展開図中心角体積
2025/5/22

母線の長さが9cm、底面の円の半径が4cmの円錐がある。この円錐の展開図における扇形の中心角を求める。

円錐展開図扇形中心角円周
2025/5/22

三角形ABCにおいて、$b=4$, $c=\sqrt{3}$, $A=30^\circ$ のとき、$a$の値を求めよ。

三角形余弦定理三角比
2025/5/22

直方体ABCD-EFGHにおいて、AB=$3\sqrt{3}$、AD=$3\sqrt{5}$、AE=$\sqrt{5}$である。 (1) cos∠AFHの値を求めよ。 (2) △AFHの面積Sを求めよ...

空間図形直方体三平方の定理余弦定理三角比面積
2025/5/22

三角形AFHの面積Sを求める問題です。

三角形面積図形
2025/5/22

座標平面上の定点A(3, 6)と任意の点Pに対し、ベクトル方程式 $|3\vec{OP} - 2\vec{OA}| = 1$ は円を表す。この円の中心の座標と半径を求めよ。

ベクトルベクトル方程式座標平面
2025/5/22