整数 $n$ について、$n^2$ が7の倍数でないならば、$n$ は7の倍数ではないことを証明する。空欄ア、イ、ウを埋める。

数論整数の性質倍数対偶証明
2025/5/22

1. 問題の内容

整数 nn について、n2n^2 が7の倍数でないならば、nn は7の倍数ではないことを証明する。空欄ア、イ、ウを埋める。

2. 解き方の手順

まず、元の命題の対偶である命題「nnが7の倍数ならば、n2n^2は7の倍数である」を証明する。
ステップ1: nnが7の倍数であることから、nnを整数kkを用いて n=7kn = 7k と表す。したがって、アには「nnが7の倍数ならば、n2n^2は7の倍数である」が入る。
ステップ2: n=7kn = 7kn2n^2 に代入すると、n2=(7k)2n^2 = (7k)^2 となる。したがって、イには 7k7k が入る。
ステップ3: (7k)2(7k)^2 を計算すると、(7k)2=49k2=7(7k2)(7k)^2 = 49k^2 = 7(7k^2) となる。したがって、ウには 7k27k^2 が入る。
したがって、n2n^2 は7の倍数であり、命題アが真であるから、与えられた命題(n2n^2 が7の倍数でないならば、nn は7の倍数ではない)も真である。

3. 最終的な答え

ア: nnが7の倍数ならば、n2n^2は7の倍数である
イ: 7k7k
ウ: 7k27k^2

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