それぞれの関数について、グラフの形状を理解し、必要な平行移動や伸縮を考慮してグラフを描きます。
(1) y=2sin−1x - 基本となる関数は y=sin−1x です。このグラフは、−1≤x≤1 の範囲で定義され、−2π≤y≤2π の範囲の値を取ります。 - y=2sin−1x は、y=sin−1x のグラフをy軸方向に2倍に拡大したものです。したがって、定義域は −1≤x≤1 のままで、−π≤y≤π の範囲の値を取ります。 (2) y=cos−1x−2π - 基本となる関数は y=cos−1x です。このグラフは、−1≤x≤1 の範囲で定義され、0≤y≤π の範囲の値を取ります。 - y=cos−1x−2π は、y=cos−1x のグラフをy軸方向に −2π だけ平行移動したものです。したがって、定義域は −1≤x≤1 のままで、−2π≤y≤2π の範囲の値を取ります。 (3) y=−tan−1(x−1)+1 - 基本となる関数は y=tan−1x です。このグラフは、すべての実数 x に対して定義され、−2π<y<2π の範囲の値を取ります。 - y=tan−1(x−1) は、y=tan−1x のグラフをx軸方向に1だけ平行移動したものです。 - y=−tan−1(x−1) は、y=tan−1(x−1) のグラフをx軸に関して反転させたものです。 - y=−tan−1(x−1)+1 は、y=−tan−1(x−1) のグラフをy軸方向に1だけ平行移動したものです。 -したがって、すべての実数 x に対して定義され、1−2π<y<1+2π の範囲の値を取ります。