商の微分公式 (vu)′=v2u′v−uv′ を用いる。 u=2x+1, v=x2+2 とすると、u′=2, v′=2x であるから、 f′(x)=(x2+2)22(x2+2)−(2x+1)(2x)=(x2+2)22x2+4−(4x2+2x)=(x2+2)2−2x2−2x+4=(x2+2)2−2(x2+x−2)=(x2+2)2−2(x+2)(x−1) f′(x)=0 となるのは、分子が0のとき、つまり x=−2,1 のときである。 - x<−2 のとき、f′(x)<0 - −2<x<1 のとき、f′(x)>0 - x>1 のとき、f′(x)<0 増減表は以下のようになる。
| x | ... | -2 | ... | 1 | ... |
| :--- | :-- | :-- | :-- | :-- | :-- |
| f'(x) | - | 0 | + | 0 | - |
| f(x) | ↓ | | ↑ | | ↓ |
x=−2 のとき、f(−2)=(−2)2+22(−2)+1=6−3=−21 (極小値) x=1 のとき、f(1)=(1)2+22(1)+1=33=1 (極大値) (3) 方程式 asin2t−2sint+2a−1=0 が実数解を持つ条件 s=sint とおくと、−1≤s≤1 であり、as2−2s+2a−1=0 となる。 a=0 のとき、−2s−1=0よりs=−1/2。−1≤s≤1を満たすので、a=0は条件を満たす。 a=0 のとき、s2−a2s+2−a1=0。 s=a1±a21−2+a1。 実数解を持つためにはa21+a1−2≥0 より、1+a−2a2≥0, 2a2−a−1≤0 (2a+1)(a−1)≤0 より、−21≤a≤1 −1≤a1±a21+a1−2≤1 となる a の範囲を求める。 s=s2+22s+1 とすると、方程式は a(s2+2)=2s+1となり、a=(2s+1)/(s2+2). s=sint より, sは −1≤s≤1を満たす。f(s)=(2s+1)/(s2+2)とおくと、(2)より、−21≤f(s)≤1だから、aの範囲は−21≤a≤1.