問題は、風が吹いているときの気球の運動に関する3つの問いです。 (1) 地面に静止している人から見て、気球がどの向きに進むかを図示する。 (2) 地面に静止している人から見た気球の速さを計算する。 (3) 気球が36m上昇するのにかかる時間を計算する。 ただし、無風時の気球は鉛直方向に6.0m/sで上昇し、水平方向に8.0m/sの風が吹く。グラフの1目盛りは2m/sである。

応用数学ベクトル速度三平方の定理物理
2025/5/22

1. 問題の内容

問題は、風が吹いているときの気球の運動に関する3つの問いです。
(1) 地面に静止している人から見て、気球がどの向きに進むかを図示する。
(2) 地面に静止している人から見た気球の速さを計算する。
(3) 気球が36m上昇するのにかかる時間を計算する。
ただし、無風時の気球は鉛直方向に6.0m/sで上昇し、水平方向に8.0m/sの風が吹く。グラフの1目盛りは2m/sである。

2. 解き方の手順

(1)
まず、気球の鉛直方向の速度と水平方向の速度をグラフから読み取ります。
鉛直方向の速度は6.0m/sで、これはグラフの3目盛り分に相当します。
水平方向の速度は8.0m/sで、これはグラフの4目盛り分に相当します。
地面に静止している人から見た気球の進む向きは、鉛直方向の速度と水平方向の速度の合成ベクトルで表されます。
グラフ上に、鉛直方向に3目盛り、水平方向に4目盛りの矢印を描き、その先端を結ぶ矢印が、気球の進む向きを示します。
(2)
地面に静止している人から見た気球の速さは、鉛直方向の速度と水平方向の速度の合成ベクトルの大きさです。
三平方の定理を用いて計算します。
気球の速さ vv は、
v=(6.0 m/s)2+(8.0 m/s)2=36+64 m/s=100 m/s=10 m/sv = \sqrt{(6.0 \text{ m/s})^2 + (8.0 \text{ m/s})^2} = \sqrt{36 + 64} \text{ m/s} = \sqrt{100} \text{ m/s} = 10 \text{ m/s}
となります。
(3)
気球が36m上昇するのにかかる時間は、鉛直方向の速度を用いて計算します。
鉛直方向の速度は6.0m/sなので、時間 tt は、
t=36 m6.0 m/s=6 st = \frac{36 \text{ m}}{6.0 \text{ m/s}} = 6 \text{ s}
となります。

3. 最終的な答え

(1) 解答欄に、鉛直方向に3目盛り、水平方向に4目盛りの矢印を描き、その合成ベクトルを示す矢印を描画する。
(2) 10 m/s
(3) 6 秒

「応用数学」の関連問題

質量200 kgの一様な鉄材の一端Aは傾斜角30°の滑らかな斜面に接し、もう一方の端Bは水平で滑らかな床に接している。 斜面に沿って大きさ$P$の力で引っ張られて静止している。 AとBにおける反力、お...

力学静力学力のつり合いモーメント
2025/5/22

静止した池で、4隻の船 A, B, C, D がそれぞれ速度 $v_A, v_B, v_C, v_D$ で運動しています。すべての船の速さは $3.0 m/s$ です。以下の相対速度を求め、ベクトルと...

ベクトル相対速度三平方の定理物理
2025/5/22

図3に示す張り出し梁において、点Aにおけるたわみ角 $\theta_A$ と点Cにおけるたわみ $y_C$ を求める。ただし、AB間は曲げ剛性 $2EI$、BD間は曲げ剛性 $EI$ である。また、各...

構造力学たわみはり曲げモーメント積分
2025/5/22

静水時に5.0 m/sで進む船が、流速3.0 m/s、幅1.0 × 10^2 mの川を岸に対して垂直に渡りたい。 (1) 船が川を垂直に渡るための船首の向きを、静水時の船の速度 $\vec{v_船}$...

ベクトル速度三角関数物理
2025/5/22

時刻0sに原点Oにある物体が、速度 $v$ [m/s]で等速直線運動をしています。物体の速さ($v$の大きさ)は10 m/s、$cosθ = 0.80$ (0° ≤ θ ≤ 90°)です。 (1) 速...

ベクトル速度座標三角関数
2025/5/22

この問題は、与えられた条件に基づいて波形をグラフに書き込む問題です。具体的には、以下の2つの波形を作図する必要があります。 (1) 振幅 $2.0 \text{ cm}$、波長 $6.0 \text{...

正弦波波動グラフ物理
2025/5/22

流れの速さが $1.6 \ m/s$ の川を、静水時の速さが $1.2 \ m/s$ の船が川岸に垂直な方向へ船首を向けて出発する。 (1) 川岸から見た船の合成速度のベクトルを作図する。 (2) 川...

ベクトル合成速度ピタゴラスの定理運動
2025/5/22

与えられた式 $x = 33.90744 - 0.10075 [4.4154 \times 10^{-8} \cdot ((x + 273)^4 - 290.54) + 12.1 \cdot \sqr...

数値計算方程式反復計算近似解
2025/5/22

韓国のLSI産業における1998年の投資額を$X$としたとき、グラフから読み取れる情報を用いて、1999年の投資額を$X$を使った式で近似し、最も近いものを選択肢から選ぶ問題です。

経済グラフパーセント近似
2025/5/22

N国における主要国からの観光客数とその割合の推移を示すグラフが与えられています。2015年から主要国からの合計人数が毎年2%ずつ増加していたと仮定した場合、2016年から2020年において、グラフから...

指数関数割合データ分析計算
2025/5/22