右図において、$x$ と $y$ の値を求めよ。図には、底辺の長さが $2$、底角が $30^\circ$ と $45^\circ$ である三角形が描かれている。$x$ は $45^\circ$ の角に対応する辺の長さ、$y$ は $30^\circ$ の角に対応する辺の長さを表している。また、$45^\circ$の角に対応する頂点では直角になっている。

幾何学三角形三角比正弦定理ピタゴラスの定理
2025/5/22

1. 問題の内容

右図において、xxyy の値を求めよ。図には、底辺の長さが 22、底角が 3030^\circ4545^\circ である三角形が描かれている。xx4545^\circ の角に対応する辺の長さ、yy3030^\circ の角に対応する辺の長さを表している。また、4545^\circの角に対応する頂点では直角になっている。

2. 解き方の手順

まず、4545^\circ の角を持つ直角三角形に注目する。この三角形は直角二等辺三角形であるから、底辺の長さが 22 の場合、高さも 22 となる。したがって、xx は斜辺の長さに相当し、ピタゴラスの定理より、
x2=22+22=4+4=8x^2 = 2^2 + 2^2 = 4 + 4 = 8
x=8=22x = \sqrt{8} = 2\sqrt{2}
次に、yy を求めるために正弦定理を用いる。三角形の残りの角は、180(30+45)=18075=105180^\circ - (30^\circ + 45^\circ) = 180^\circ - 75^\circ = 105^\circ である。正弦定理より、
ysin45=xsin105\frac{y}{\sin 45^\circ} = \frac{x}{\sin 105^\circ}
sin45=22\sin 45^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2} であり、x=22x = 2\sqrt{2} であるから、
y22=22sin105\frac{y}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = \frac{2\sqrt{2}}{\sin 105^\circ}
sin105=sin(60+45)=sin60cos45+cos60sin45=3222+1222=6+24\sin 105^\circ = \sin (60^\circ + 45^\circ) = \sin 60^\circ \cos 45^\circ + \cos 60^\circ \sin 45^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} + \frac{1}{2} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} = \frac{\sqrt{6} + \sqrt{2}}{4}
したがって、
y=22226+24=26+24=86+2y = \frac{2\sqrt{2} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2}}{\frac{\sqrt{6} + \sqrt{2}}{4}} = \frac{2}{\frac{\sqrt{6} + \sqrt{2}}{4}} = \frac{8}{\sqrt{6} + \sqrt{2}}
y=8(62)(6+2)(62)=8(62)62=8(62)4=2(62)y = \frac{8(\sqrt{6} - \sqrt{2})}{(\sqrt{6} + \sqrt{2})(\sqrt{6} - \sqrt{2})} = \frac{8(\sqrt{6} - \sqrt{2})}{6 - 2} = \frac{8(\sqrt{6} - \sqrt{2})}{4} = 2(\sqrt{6} - \sqrt{2})

3. 最終的な答え

x=22x = 2\sqrt{2}
y=2622y = 2\sqrt{6} - 2\sqrt{2}

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